劇場公開日 2016年12月1日

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「本当はJ◯PS SEA POWERだと思う」マダム・フローレンス! 夢見るふたり たまるるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5本当はJ◯PS SEA POWERだと思う

2016年12月12日
iPhoneアプリから投稿

こういった実話を基にした作品は盛り過ぎるとシラけてしまうし、ありのままでは恐らく物足りなくなってしまうだろうから、その辺りのさじ加減が重要になってくるのではなかろうか。
例えばアグネスのカーネギーホールでの行いや、シンクレアが新聞を買い占めるくだりであるとか。こういったのが脚色であったりするとガッカリなので、実際との照合はしないでおこう。
この作品の魅力は色々あるのだけれども、特に面白いのは役者たちの豊かな表情ではなかろうか?「笑う」という表情一つにしても、笑いたいのをこらえて、でも我慢できずに「笑う」とか、心配させないため「笑う」とか、最高のことを成し遂げて穏やかに「笑う」とか。
ドンパチも爆笑もないし、全米が涙することもない。でも実に穏やかな「大人の優しい嘘(表題含む)」に包まれた作品。
余談なんだけれど、最近、ムビチケカードの材質がプラスチックから紙になってしまった。あとパンフレットがA4じゃないタイプがたまにある。この二つはコレクションしているので、ちょっと困る。

たまるる