「SFラブストーリー?」ある天文学者の恋文 れおさんの映画レビュー(感想・評価)
SFラブストーリー?
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真綿でクビを締められるような恋愛劇。
すべては終わりから始まったのだ…本当にこれをされてしまったら普通は不気味だと思うんだけど、理系ロマンチスト同士…というか彼女が教授の死を受け入れる準備が出来なさすぎて、高いIQを無駄にフル活用したスパダリ演出を受け入れてしまっているのがなんとも皮肉。作品自体もそのあり方を優しく肯定しているように思える。でも、恋は終わってしまうんだよなあ…せつねえ〜。車外に飛び出した彼女を受け止めたクッションのように優しく、ゆっくりと、しかしまた死に別れる時を繰り返すのだ。「二度も死ぬことはない」それは、教授の事だったね。第二の皮肉は、教授はみっともない所を見せたくなくてビデオ編集したんだが、彼女が一番心動かされ(萌え)たのは闘病で老いさばらえた姿なんだな〜。風立ちぬとは真逆の「綺麗な姿だけ見て欲しかった」の演出。男女差かな。
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