「天文学教授エドと学生エイミーの秘密の恋に、出張中のエドの急死という...」ある天文学者の恋文 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
天文学教授エドと学生エイミーの秘密の恋に、出張中のエドの急死という...
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天文学教授エドと学生エイミーの秘密の恋に、出張中のエドの急死という突然の訃報で終止符が打たれるが、悲嘆に暮れるエイミーの元に毎日のようにエドからの手紙が届き続ける、というミステリアスなお話。前作『鑑定士と顔のない依頼人』で身の丈知らずの歳の差恋愛に対する手痛い仕打ちをメランコリックに描写したジュジェッペ・トルナトーレ監督の次の一手は・・・今ひとつ腑に落ちず。
ミステリアスな雰囲気はいいですが、後出しジャンケンもしくはご都合主義的な展開が連打された後こちらが想像するあらゆる結末を軽々と越えて着地する境地は正直全く納得できません。しかしながら終始健気にエドを想い続けるエイミーを演じたオルガ・キュリレンコは大変美しく、フィルモグラフィがスパイ映画ばかりのジャンル女優からの脱却には成功したとは言えます。
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