コロニアのレビュー・感想・評価
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戦慄の歴史
最後の最後まで緊迫感から解放される事はなかった。観終わった今でさえ、少し心拍数が高いような気がしてる。
40年にも及ぶ、チリの闇。
秘密警察の存在。
終劇後に流れるテロップに戦慄する。
本作品のような大脱走劇があったのかどうなのかは預かり知らぬ所ではあるが、この施設は実在した。
そして、拷問なり尋問なりも行われ多くの人が殺され、人生を歪められたのは事実であろう。
怖い。
単純明快な恐怖がある。
どのような現実がそこに存在していたのか…。日本に暮らす僕らには、どれほど想像を巡らせても、そのリアリティーには及ばないような気がする。
現存する写真などからは、その凄惨な出来事を欠片も想像できない。
その隠蔽力が、殊更に恐怖を煽る。
今も世界のどこかで、同じような事が行われているのか…いや、きっと繰り返されているのだろう。
世界はいつになれば、そういうものから脱却できるのであろうか…。
そんな感想に至る作品だった。
ハラハラ・ドキドキ・ハンカチもみもみ
最後の最後までハラハラ。 また1つ知らなかった歴史を知ることができました。映画ってこういう事も知ることが出来る。だから映画はやめられない! 1973年の独裁政権下のチリ。 初めは反体制派のストなどの描写はあるものの幸せな一時があったり、まさかの裸エプロンなんかもあったり♪ 軍事クーデターから一変…拘束、拷問、宗教、洗脳、トランス状態、サリンetc. あぁ、まるでオウム真理教…いや、もっと過酷。脱出劇に洗脳が絡んだ実話。 久しぶりにハラハラドキドキした映画を堪能。 多少エンターテイメント的になってる感じはします。多少都合良すぎるかなという展開もあります。それでも面白かった! (注)裸エプロンはダニエル・ブリュールです。エマ・ワトソンではありませんw
かなり重いテーマですが、作品としては素晴らしい
最後までハラハラ、映画館を出た後もドキドキが収まらず。。。 鑑賞後ややぐったりしましたが、それだけ見ごたえがある作品ということ。 レナ役を演じたEmma Watson、素晴らしい。彼女自身が持つ強さ、賢さ、美しさがよく出ていたと思います。 この映画を観なければ「コロニア・ディグニダ」なんて、多分一生知ることはなかった。また1つ歴史を学びました。
この映画で知れて良かった
チリの圧政下で反勢力が如何に惨く鎮圧されていたか、この映画を通して知ることが出来て良かったと思う。 政治は常に支持も不支持もあり、その当時に何方が正解なのか分ることはないが、力で抑え込まれて人間らしく扱われずに殺されていった人たち、またその事実が外部に拡散されないために、それを普通の世界として受け入れるしかない人たちがいた歴史を教えてくれる映画だった。
良かった、良かった。
119本目。 脱出劇とかなると、スパイとか軍人とかスキルのありそうなイメージで観勝ちだけど、全然違います。 ドキドキしたし、最後は飛べっ~!って叫びたかった。 実話とは知らなかったけど、面白かった。
知らなかったチリの闇
チリでクーデターに加担したとして慈善団体を隠れ蓑にし国や秘密警察と結びつく宗教団体に囚われたジャーナリストと、彼を助ける為に宗教団体に身を投じて囚われたCA。 施設のなかで再会し、他人を装い、内情を調べて脱出する判り易いストーリー。 団体の不穏さやいかがわしさや追われる様子等々、終始緊張感がありテンポも良くて面白かった。 チリがつい最近までこんな国家でこんな団体があったとは知らなかった。
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