「最後の最後まで気が抜けない」コロニア rakuさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の最後まで気が抜けない
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どこまでが事実かはわからないがコロニアディグニタという秘密収容施設の存在と恐ろしさを伝えただけでも意義がある映画だと思う。教皇と眼鏡の女監督官はリアリティがあり怖さが伝わった。施設を脱出してホッとしたのもつかの間、大使館さえも軍事政権とグルであること(これ嘘ではないのでしょう)が明らかになる所から二人が乗り込んだ飛行機が離陸出来るかどうかまでの最後の展開はエンタメとしての脚色だったとしてもハラハラした。
実話に対して架空の人物を配して内情を描く映画的アプローチの仕方が『ラストキングオブスコットランド』に似ているが『コロニア』の方がややソフト。
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