「社会派映画。」ティエリー・トグルドーの憂鬱 poncchanさんの映画レビュー(感想・評価)
社会派映画。
難しい社会派映画である。なぜなら映画を観た側が結論を出さなければならないから。フランスは完全な格差社会である。搾取する側と搾取される側があり、富裕層は、ろくに働かなくても巨大な富が入る。貧しい社会層は働いても働いてもそこから抜け出せずに豊かにはなれない。それに、医療環境、貧しさからの犯罪など追い打ちをかける。監督の意図は、このような社会の片隅の人々に光を当てることてあり、この名優の演技を通じて私達に問いかけてくる。忘れてはならないのは、日本の向かうところも間違いなくそのような格差社会であるということ。
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