「優しい心を生むのは」しゃぼん玉 由由さんの映画レビュー(感想・評価)
優しい心を生むのは
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椎葉村の自然は、美しく清浄で、荒む気持ちが消えていく。また、雄大で人を包み込む景色は、人を穏やかな気持ちにさせる。
なによりも、その自然の中での村人の生き方に感動した。
人は、親切にされれば、人に対して親切になる。人から大切にされれば、自分も人を大切にするようになる。
映画の中の椎葉村の人たちはそれを実践するから、周囲に優しい心を生むのではないか。
記憶に残るのは、別れ際、お婆さんが1人田んぼの中で立っている姿。その立ち姿だけで、もう会えないかもしれないというような哀しい気持ちが伝わるようだった。
少し残念なのは、最後のシーンで、待っていてくれて良かったとすごく嬉しかったけれど、私は、そのときの2人の表情も見たかったなと思った。
それから、とても素敵な映画だったのでパンフレットを購入したけれど、ほとんどホームページなどで見られるような情報で、ページ数も少なく、値段ほどの価値を感じなかったのが残念だった。
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