「アルモドバル」ジュリエッタ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アルモドバル
中年となっていたジュリエッタ。12年間娘と離れて行方知れず。すぐにでも会いたいと娘アンティアへの想いを綴る。
アンティアの父親となるショアン(グラオ)と出会ったのは列車の中。その直前に席が一緒になった目つきの悪い男が自殺したことで、罪悪の念と寂しさから2人は結ばれた。ショアンは漁師で既婚者だったが、妻は5年間意識不明のまま。やがて妻が死んだときにジュリエッタを呼んだのだった。娘アンティアが産まれすくすくと育ち、9歳になったときに湖畔へキャンプへと向かったのだが、その間、嵐の中を漁に出たショアンが死んでしまう。ショアンが嵐に出たのはジュリエッタと喧嘩したときだったとアンティアは知り、母との距離をおくようになったのだ。
どことなく淡々と描かれるジュリエッタの過去。それでも惹きつけられるのはアルモドバルの腕なのだろう。
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