「尻切れとんぼな娘への懺悔。」ジュリエッタ だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
尻切れとんぼな娘への懺悔。
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まだ続くと思っていたところで終わったことにびっくりします。せめてアンティアに会うところまでは続くと思っていたよ。
ジュリエッタ(スペイン語の発音とは違うけど)は、何を恐れていたのかね。電車のおじさんが死んだのはジュリエッタには全く罪のないことです。
ショアンがアバと肉体関係があったとして、それが結婚後ならまだしも、それ以前だと咎める権利もないし、そのことで口論したからって、悪天候を読めなかったショアンが死んだ事もジュリエッタのせいでもない。
それを自分の罪として抱えて、娘の少女時代を台無しにしたことはよくないけど、どうにもできなかったことだし。
いろんなことがあるけど、誰も悪くないし、たとえ罪があったとしても十分苦しんだからってことなんでしょうか。
でもジュリエッタが母だったら辛いわ。
アンティアの気持ちは意図的に描かれなかったのでしょう。
ジュリエッタの告解の物語だから。
独りよがりで時々、ん?てなるけど、嫌いじゃない語り口ではあります。
海が美しく、壁紙がエキセントリックだった。
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