「世界の幸福論。」マイケル・ムーアの世界侵略のススメ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
世界の幸福論。
自分が一番だと思っている国ほど周りを見ないことを前提に、
鮮やかな切り口で他国と比較しポジティブ持論を掲げる本作。
あらムーア氏随分丸くなっちゃった?感はあるものの、取り
あげる比較論を幾つも見ていれば言いたいことが見えてくる。
今までたった一人で攻めていた姿勢からか身軽なミッション
に冒頭から笑顔が漏れるが彼独自の視点は鮮やか。ただその
思惑は早々に破られ、後は相手の幸福論議に頷くだけという
何とも~な展開が幾つも続く。あの大国あの巨漢^^;を相手に
堂々と語る外国勢のゆとり。人間の幸福を第一に考えている。
最後に放つ皮肉は私たち日本人にも耳が痛くなるような、今
そこを一番考えなきゃいけないよねというメッセージとなる。
健全な心と体はどうすれば育つのか?一つ一つのヒントから
学ぶべき文化や主義志向が多岐に渡り理解できて参考になる。
(こういう攻め方もあるね。どんどん世界文化を侵略しよう)
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