「世界からパンティーが消えたなら」HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
世界からパンティーが消えたなら
フオオオオオオオッ!!
変態仮面、カムバック!
少年ジャンプが誇るスーパーカルト漫画のまさかの実写映画化には驚いたが、まさかまさかの続編にも驚いた。
いや、自分の中に眠る“変態”は、それを待ち望んでいた…!
冒頭、絶対強度の○○で車のフロントガラスを割る今回の初登場シーンだけでも続編を待った甲斐があった!(笑)
新変態奥義も続々登場!
クライマックス、ある物を装着した姿は放送コードギリギリ!(笑)
前作のヒットのお陰で予算がちと増えたのか、CG技術もちと向上!
文字通りのパワー&スケールアップ、変態に更なる磨きをかけて!
大学生になった狂介だが、学業にバイトにヒーロー活動に大忙し。
…って、この設定、何かのアメコミヒーロー映画で見た事あるぞ(笑)
中盤のおそらく感動的であろうあるシーンも、そのヒーロー映画の第2弾で確かにあった!(笑)
そして、ある場所であんな風に繰り広げられるバトルシーン(なかなかCGのクオリティー高い)なんて、もうまんま!(笑)
丸パク…いえ、オマージュが最高!
恋人同士となった愛子から「もう変態仮面にならないで」と言われ…。
そんな時、世界中からパンティーが消える異常…いや、大事件が!
変身出来なくなった狂介の前に、強敵、そして因縁のあの男が…!
変態仮面、最大の危機!
前作に引き続き素晴らしい肉体美を見せてくれる鈴木亮平。
でもそれ以上に、人気俳優になった今でも、へなちょこな「愛子ちゃ~ん!」やパンティーを被ってくれるその心意気!
昨年自身が主演した少女漫画の実写映画化のキャッチコピーで称賛したい。「好きだ!」
垢抜けてさらに可愛らしくなった清水富美加。バラエティーでの天然な言動でアンチ派も増えてるみたいだけど、クライマックスのあるシーンは、一応朝ドラ女優なのに、天晴れ!
またもや個性派振りを見せてくれるムロツヨシ。びっくりな姿で登場!
そして、忘れちゃいけない安田顕。
もうヤスケンのシーンは思い出すだけで…(≧∇≦)
今回、ヤスケンは偽変態仮面ではない。でも、ヤスケンの為にあるような役!(笑) その正体は…!
(にしても、レギュラーメンバー皆売れたね~! 毎日、この4人の内誰かは見てる気がする)
新参加は…
まず、狂介が通う大学の教授役の水崎綾女がメチャクチャ色っぽい!
怪人役の福田組常連の皆川猿時、変態仮面を見て「醜い体!」って言うけど、アンタが言うな!(笑)
新参加ではメイン人物の柳楽優弥は…見てからのお楽しみ。
強敵に1回破れ→修行→決戦…とツボを抑えた展開を(ユル~く)踏襲。
某アメコミヒーローだけじゃなく、某蝿男ホラー映画や某カラテ映画を彷彿させるシーンも。
パンティー論、変態哲学、昨今のヒーロー映画よろしくシリアス要素も加味してる気もするけど、今作も変わらぬ真面目なおバカ映画!
そう、変態仮面は最低で最高の日本のヒーロー!
次なる変態パワーを待ってるぜ!
フオオオオオオオッ!!
スゴい!スゴいぞ、変態仮面!
スゴいけど、やっぱり変態だ!
(あ、それから、福田監督、「女子ーズ2」も是非よろしく♪)