「罪とは」ウィッチ KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
罪とは
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ヒステリックで盲目的なまでに信心深く、事あるごとに執拗なまでに神に頼り祈る人々が嫌いだ…
正直ただの雰囲気ダークホラーだと舐めてかかってたけど、ストーリーがちゃんと面白かった。
最後に何か解決やスッキリはしないが、不吉な出来事が淡々と でもテンポ良く起こって最高に気持ち悪い結末へ繋がる。
トマシンにわりと感情移入できたのも良かった。
降りかかる受難を自分のことのように感じられ、両親や双子に本気で腹が立つ。
ケイレブの絶命までの祈りのシーンとラストの魔女達による全裸キャンプファイヤー&トマシンの笑いが脳裏に焼き付いて離れない。
地獄愛でも全裸キャンプファイヤーしてたけど、狂ったように踊る人々に炎のコントラストも相まって恐怖倍増なんだよね…
視覚的な描写は抑えめだけど最低限のショッキングなシーンは写してちゃんと気持ち悪く不快で怖さを感じる。
ずっと薄暗くBGMと効果音がやたらめったら恐怖を煽るのには少し辟易とするけど。
人間の嫌なところと悪魔や魔女のオカルト的な嫌なところ どちらも堪能できて、心の重くなる展開ばかり襲ってくる映画だった。私は好き。
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