「最初のところの迫力は満点、その後も頭を使わずストレスなく楽しめるアクション映画」エンド・オブ・キングダム Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
最初のところの迫力は満点、その後も頭を使わずストレスなく楽しめるアクション映画
ババク・ナジャフィ 監督による2016年製作(99分/PG12)イギリス・アメリカ・ブルガリア合作映画。原題または英題:London Has Fallen、配給:ショウゲート、劇場公開日:2016年5月28日。
英首相の死を受けて行われた葬儀で、ロンドンの名所が次々と爆破され、カナダ、ドイツ、日本、フランス、イタリア・・・と参列に来た数多くの首相たち(米大統領と新しい英国首相以外は全員)が武器商人によるテロで次々と死んでいく様が、この映画の最大の見せ場。
CGは使ってるにせよ、スゲー、お金が掛かってる、皆殺しの展開にある意味の潔さも感じた。日本の首相も破壊が目立つ大きな橋の上で、結構たっぷり時間をかけて殺害されて、日本への丁寧な配慮を感じ、少し嬉しかった。
後は、前作同様拉致された大統領を、不死身のジェラルド・バトラー演ずる米大統領専属CSマイク・バニングが大活躍して、救い出すアクション映画。まあストレスなしに、見えたかな。
協力して活動していた英国MI5(国内担当)長官が実は敵に内通していて、マイクの仕事仲間でもあるMI6(国外担当)捜査官ジャクリーン・マーシャル (シャーロット・ライリー)に射殺される。その場面では、イケイケドンドンの米国の組織では無いだけに、ライバル組織のトップを管轄外でいきなり射殺はあかんだろう(完全には殺さずに、裁判にかけるべき)と、しょうもないことを、感じてしまった。
監督ババク・ナジャフィ、製作マーク・ギル ジョン・トンプソン 、マット・オトゥール 、レス・ウェルドン 、ジェラルド・バトラー 、アラン・シーゲル、製作総指揮アビ・ラーナー 、トレバー・ショート 、ボアズ・デビッドソン 、クリスティン・オータル 、クリスティン・クロウ 、ハイディ・ジョー・マーケル 、ジギー・カマサ 、ガイ・アブシャロム、キャラクター創造クレイトン・ローゼンバーガー 、ケイトリン・ベネディクト、原案クレイトン・ローゼンバーガー ケイトリン・ベネディクト、脚本クレイトン・ローゼンバーガー 、ケイトリン・ベネディクト 、クリスチャン・グーデガスト、 チャド・セント・ジョン、撮影
エド・ワイルド、美術ジョエル・コリンズ、衣装ステファニー・コーリー、編集ポール・マーティン・スミス 、マイケル・デューシー、音楽トレバー・モリス。
出演
マイク・バニングジェラルド・バトラー、ベンジャミン・アッシャーアーロン・エッカート、トランブル副大統領モーガン・フリーマン、アーミル・バルカウィアロン・アブトゥブール、リン・ジェイコブスアンジェラ・バセット、エドワード・クレッグロバート・フォスター、メイソン副主席補佐官ジャッキー・アール・ヘイリー、ルース・マクミラン国防長官メリッサ・レオ、レア・バニングラダ・ミッチェル、MI6ジャクリーン・マーシャルシャーロット・ライリー。