「アメリカだけが強い」エンド・オブ・キングダム bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカだけが強い
『エンド・オブ・ホワイトハウス』に続く、ジェラルド・バトラー主演、『エンド・オブ・シリーズ』の第二弾。
一作目は、アメリカ大統領を狙って、ホワイト・ハウスを闘いの舞台として、予想以上の派手なアクションに、魅了された。
そして、今回のテロとの抗戦の舞台は、イギリス🇬🇧のロンドン。派手なガンアクションから、爆弾,ミサイル、ヘリコプターまで導入して、ハチャメチャにロンドンの街をぶっ壊すアクションは、前作以上。
オマケに、イギリス首相が暗殺され、その葬儀に集まったフランス、ドイツ、イタリア、そして日本の首相までも抹殺されるというのだから、フィクションとはいえ、イギリスの威信をズタボロにする、やや無理のあるシチュエーションにも感じた。因みに、この葬儀にロシアは招かないというシーンも、今なっては、当然とも言える。
そして、アメリカ大統領だけが、タフガイのSPによって、際どい危機を乗り切って、助かるという,強いアメリカ万歳🇺🇸のストーリー。その為,ややアメリカ至上主義の色合いが強いと感じた。
主演のジェラルド・バトラーは、このシリーズの顔でもあり、こうした派手なアクション映画には、持ってこいの配役。また、大統領役のアーロン・エッカートも、アクション映画でも、よく顔を出して、いかにもアメリカ人の代表するような顔立ち。若き、強い大統領としては、こちらもハマリ役。
そしてまた,この2人を上手く裏からサポートしているのが、副大統領役のモーガン・フリーマン。彼については,どんな役でもこなせるオールラウンドな役者として、一流の安定感がある。
何はともあれ、こうしたアクション作品は、何も考えないで、勧善懲悪の中で、悪党を倒して、スッキリしてエンドロールを迎えられるのがいい。