「ロンドンが陥(おち)る時」エンド・オブ・キングダム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ロンドンが陥(おち)る時
ジェラルド・バトラー演じるタフなシークレット・サービスがテロと戦う! 2013年のハード・アクション『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。
そういや『~ホワイトハウス』は見たが、こちらはまだ見てなかった。『~ステイツ』もレンタルになった事だし、併せて鑑賞。
今回狙われたのは、イギリス・ロンドン。
テロによって、イギリス首相が死亡。
葬儀に出席すべく、アッシャー米大統領とSSのマイクはイギリスへ。
各国の首脳が集まった中、世界を震撼させるそれは起こった…。
イギリス各地で大規模な同時多発テロ。
各国首脳も命を狙われる。この時、日本の“首相”も呆気なく死亡。“首相”と呼ばれてたけど、普通は“総理”なんじゃ…?
大統領とマイクは何とか命は助かる。
テロリストだらけのロンドンの街中を、マイクの旧知のMI6の隠れ家へ向かうが…。
前作の某北の国のアメリカ本土侵攻は現実的で非現実的である意味凄かったが、今回もあのテロリスト組織を彷彿。
何故あの厳重警戒体勢の中容易く侵攻されるのか甚だ疑問だが、迫力で押し切る。
大聖堂やブリッジの爆破、大統領とマイクが乗ったヘリの撃墜。
MI6隠れ家へ向かう際のロンドン街中での臨場感たっぷりの銃撃戦。
その怒涛の侵攻ぶりや見せ場たっぷりのアクションはスリリングで圧巻。
ジェラルド・バトラーのタフで男臭い役柄はもはや十八番。
妻が妊娠し、これから産まれてくる子供の為に常に命の危険が伴うこの仕事を辞するか悩むが…、まあ次作があるので。
前作に続きアーロン・エッカート演じる大統領との立場を越えた男の友情関係がいい。
終盤大統領はテロリストに捕らえられるが、その直前、「テロリストに殺される姿を家族や国民に見せたくない。その時はお前が私を殺せ」…。
こういうのって、心底信頼し合ってないと言えない。
果たして、マイクはテロリストを倒し、大統領を救出する事が出来るのか…?
…って、バリバリのハリウッド勧善懲悪アクションなので結末は百も承知だが。
荒唐無稽、ツッコミ所満載。
でも尺も短く、サクッと見れる。
前作見てなくとも大丈夫。迫力あってスリリングなアクションをとにかく見たい!…って時にオススメ。
さて、三度の活躍も見ようかね。