「ラスト30分はまさに戦争。勇敢かつ壮絶な、テロとの戦い。」エンド・オブ・キングダム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト30分はまさに戦争。勇敢かつ壮絶な、テロとの戦い。
【賛否両論チェック】
賛:大規模なテロ攻撃を前に、孤立しながらも屈せず、果敢に戦いを挑む主人公や大統領の姿が、雄々しくて印象に残る。スケールアップしたアクションの数々にも圧倒される。
否:「アメリカが正義」という構図自体への賛否はありそう。殺害シーン等グロシーンも多数あり。
各国の要人が集まる国葬の場を狙った未曽有のテロ攻撃を前にして、主人公が大統領を命懸けで守りながら、テロリスト達に反撃していく姿が、非常に凛々しくてカッコイイです。そして、命の危険にさらされながらも決して臆することなく、戦いに身を投じていく大統領の姿にも、胸を打つものがあります。
アクションも前作より格段にスケールアップしていて、次から次へと繰り広げられる攻防に、ハラハラさせられること必至です。ラストの長回しの戦闘シーンなんかは圧巻です。また、
「裏切者は誰か?」
という緊張感も、物語の魅力の1つとなっています。
ただ個人的には、前作の「エンド・オブ・ホワイトハウス」が、〝ホワイトハウス陥落”というシチュエーション・サスペンス色が強かったのに対して、今回は割と規模にモノを言わせたアクション色が強いなという印象だったので、その辺りは若干物足りなさも感じました(笑)。
「アメリカ=正義」という構図そのものにも賛否はあるところですが、純粋にアクション大作として楽しむことが出来る作品です。是非劇場でご覧になってみて下さい。
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