ノック・ノックのレビュー・感想・評価
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こんなキアヌは初めて
これは辛い、酷い、ある意味血みどろになるよりも男としては怖い映画だったかも。
この状況で断れる男がどこにいるのでしょうか、キアヌがキレながら絶叫するのもそれはホント納得でした。
しかしキアヌ、一体どうした?
一世を風靡したイケメン俳優が、まさかこんな役を・・・往年のキアヌファンは見ちゃいけない映画ですね(苦笑)
でもこんな映画に主演しちゃうキアヌが愛おしくなる映画でもありました。
まあイーライ・ロス監督作品と考えれば、思いのほかヌルい作品でしょう。
もっと残忍で血みどろになるのを期待して見た方は、肩透かしを食らったことでしょうね。
「ファニーゲーム」のような理不尽さとも違うし、自業自得と言ってしまえばそれまでの話。
しかし、同じスケベ心を持つ男の立場としては、これ以上無い残忍な話です、ビッチ女2人がまた本当にイラつかせるので、なんとかしてくれキアヌと、何度も彼のヒーロー的反抗に期待しちゃいましたよ。
でも、この映画のキアヌは、ホント情けない普通のおじさんでしたね。
こんな情けない顔をするキアヌは、後にも先にもこの映画でしか見れないでしょう。
しかも相当弱い・・・何度もおいおいと、思わず突っ込んでしまいました、今後はコメディ俳優として開眼していく可能性も?そのぐらい情けなさが嵌っていました。
その情けなさに追い討ちをかけるようなラストがまた秀逸でしたねぇ、このラストがなければ映画的には微妙かなと思いましたが、秀逸なラストで思わず大爆笑、笑うような映画ではなかったはずなのですが・・・。
それにしても、ビッチ女2人組の小悪魔的魅力には参りました、しかも完璧な裸、あれであんなことされたらもう男なら完全ノックアウト、しかもジェネシスを演じたロレンツァ・イッツォはイーライ・ロス監督の奥さんなんだとか、嫁美人アピール?(しかも若い)、でも嫁の裸晒すって、映画監督の思考は凡人には分かり兼ねます・・・。
個人的にはアナ・デ・アルマスが演じたベルの魅力にドップリ嵌ってしまいました!
彼女達が何故こんなことをしたのか背景が語られなかったのも、より理不尽さが滲み出て良かったと思いましたね。
ある種最も身近な恐怖、明日は我が身と言った感じで、本当にムカつきましたし、ブルっと身震いする映画でした、そんな中で唯一キアヌ家のワンちゃんの可愛さだけには癒されたなぁ、いや、キアヌの情けない顔にも癒されたか。
悪夢の訪問者
二人の少女を家に入れてしまいドツボにはまる話
一夜の過ちにより破滅に向かう主人公、なんともやるせない話だった。
親切心で家に入れてあげたのに、散々誘惑して弱みを握る、家庭が有りながら手を出した主人公も悪いとは思うがそれにしても理不尽な気がする。
あそこまで我慢しただけでも立派だと思う。
映画上では因果応報がきっちり起きないとすっきりしない質な自分はかなり辛い展開だった。
見終わってやるせない気持ちになる映画が嫌いと言う訳ではないが、この映画は嫌いな部類だ。
「ファニーゲーム」の理不尽さには敵わないがこの作品にはそこまで突き抜けた理不尽が無いのである意味、現実的で恐ろしかった。
監督がイーライ・ロスなので真面目に見るより頭を空っぽにして楽しむのが正しい見方なのだと思う。自分は監督が嫌いではないが今作は乗れなかった。
主人公のキアヌ・リーブスが小娘達に翻弄され情けない姿を延々見続けるのも切なくなる。
あのキアヌが泣きながら命乞いをしたり、一生懸命抵抗する姿、見たかったような見たくなかったような複雑な気持ちだが、彼の演技の幅広さを見ることができた。
男性が見るのと女性が見るのでは意見が分かれると思うが、男性として主人公に同情してしまう。
劇中セリフより
特になし
ジャンルはスリラーでもサスペンスでもなく「ファニーゲーム」
浮き彫りになる“男の脆さ”。後味の悪い異形のサスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:一夜の過ちから、それまでの幸せな生活をぶち壊されていく主人公の姿が壮絶で、“男の持つ脆さ”を痛感させられる。
否:決して救いのないストーリーなので、後味は非常に悪く、人によってはヘドが出そう。過激なラブシーンもあり。
家族と幸せな毎日を送っていた主人公が、突然降って湧いた誘惑を断ち切れなかった結果、身の毛もよだつような地獄へと引きずり込まれていく様に、“男の脆さ”というものが垣間見られます。
反面、女性達の行動には理解に苦しむ部分も多く、
「・・・結局何がしたいの?」
と思ってしまった日には、観ていて不快なことこの上ないと思います(笑)。
とはいえ、他ではあまり体感出来ないような緊迫感に支配される、貴重な作品でもあります。特に世の男性陣の方々は、怖いもの見たさに是非(笑)。
何故だろう?
避けがたいからコワイ
不快の180度回った先の痛快。
覚悟を決めて遠征までして嫌ぁ~な気分になるつもりで観に行って、ものすごく良い形で期待を裏切られた大満足の一本。
不愉快とか不快ではなく。
「イーライ・ロス監督、あなたは本当に意地悪だな!笑」というのが一番の印象だった。
ひとつ確実なのは「人におススメするような映画で絶対はない」と言うことだが。
これを楽しんだ自分の目には程度の差こそあれ、メスはみんなあんなようなものに写るし。
(例えばスーパーの「お客様の声」を見れば)
オスのどうしようもないポンコツ加減も理解はできるし。
そこを不快なレベルにまで増幅して叩き付けてきた監督は、やっぱり只者じゃないなと思う、愉快な映画じゃないけれど笑
「女は男に殴られない、男は女を殴ってはいけない」社会的良識とされることを逆手に取った、不愉快度満点のサスペンス・コメディだよ、しかも出来の良い。
本気で怒って注意している最中に相手に茶化されると、相手の顔面を陥没させたくなるのは男女関係無くあるよね。
やはりこの監督が好きだな、と実感した作品。
ホンと自分を騙して奮い立たせてだったけれど観に行ってよかったわ。
男性って大変
なんつーひどいやつらだ!!と思うところですが、これだけムチャクチャされていても、エヴァンの立場というのは恐ろしく弱いものになるという社会的な問題が含まれていると思うと、不愉快だと言っているばかりでは済まない恐ろしい映画だと思うわけです。
あんな風な子が訪ねて来て断る人ってのもどうかと思いますしね。
で、一番怖いのはこれだけの状態であっても女性の言い分1つで男性は「暴行した側」になる可能性が高く、そうなれば裁判などで圧倒的に不利になるだろうってこと。2人の訪問者の女性に自分の家の男性が本気になれば勝てないわけはない、たいていの人がそう思うが、手を出したら自分の罪になる可能性がさらに高まるだけだ。そういった恐ろしさがわかっているからこそのエヴァンに限られた行動しかとらせない、という、社会的な怖さがこの話のキモかもしれない。
さらに2人の方も「父親から日常的に性的な暴行に会っていて人格に問題がある」「帰る家がないという家庭環境が起こした問題である」などとなり、たとえ捕まっても刑が軽くなる可能性は十分に考えられる。
単なる不愉快なサイコパスの話ではあるのだけど、その背後の心理的な面白さからして、2人が捕まったあとの裁判を描いた続編を観たい、そんな気もする。
監督がどう考えてこの話を作ったんだかは知らないけどね(笑)
イーライ・ロスの妄想
ストーリーはニュースに使われるようなインターネットの投稿動画なみの下らなさなのですが、SNS時代のハニートラップを描いたという点が、キアヌ・リーヴス世代(53歳だそうです)と20代前半のインターネットネイティヴ世代の深い溝をハッキリと写し出していて気分が悪いです(笑)
何しろキアヌの善意につけこんで人の家庭を破壊して全く反省しないんだから、ISかよ?と思うくらい理解できない娘たちですが、金髪じゃないジェネシスという娘はなんとイーライ・ロスの奥さんです。また途中、変なオバサンが出てきますが、この女『ノック・ノック』の元の映画『メイク・アップ』の主演女優だったそうで、イーライ・ロスの徹底した嫌がらせは配役にもキツく発揮されているようです(笑)
頑張れキアヌw
本質を突いた不愉快な映画は超愉快。
不愉快な事になる映画っていいじゃないですか。
人に快感を与える映画を決して否定はしませんが、
現実の世界はロクでもないし生きてても殆どは不愉快なことばかり。
だからこそ
不愉快な惨劇がスクリーンに大写しになると、その作品を作った人達、そして観客達と、人生ってそもそも愉快なもんじゃねえから!!という事実を共有できたことに嬉しさすら覚えてきます。
それに現実世界の不愉快に目を背ける事が出来ない人は、本質を突いた不愉快がフィクションの中で大暴れする事を実は望んでいるんですね。
あんなズブ濡れのエロい無料ピザが家に届けられたら男は食べるしかないじゃないですか…
その真理こそ惨劇であり、家族をズタズタに引き裂いてしまう本能を男は持ってるんですね。なんとも不愉快。
でも、もっと怖いのは、美女2人が妄想だったという見方…
完璧極まりない家庭は、男にとっての抑圧された檻です。家をメチャクチャに壊したかったのは主人公の本当の思いかもしれません。
男ってどうしようもない、自分の性に嫌気がさします。不愉快映画最高!大爆笑!
以上。他のレビューが低かったので愚痴みたいになってしまいすみませんでした。
破壊的
ソフトなファニーゲーム
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