MARS(マース) ただ、君を愛してるのレビュー・感想・評価
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残念…
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原作がかなりのトラウマ作品だけに実写では描ききれてなく薄っぺらい。
零の家族に全く触れられていない為、双子の聖の自殺の真相も謎のまま。
目立たないキラが派手でイケメンの零と一枚の絵から偶然知り合いになる。
美術部員のキラは零をモデルにMARSを描く。
強く気高く美しい…冷たく狂気を放つ…それが零。
零とキラは惹かれ合う。
女子からの嫉妬でキラはイジメに合うのだが…そこはサラリと流され零の彼女として認識されている。
キラの秘密をネタに2人を引き裂く牧生を演じる窪田正孝くんの演技力は圧巻。
異常性に満ち、かつ繊細な感じがピッタリ。
キラのダサい服装は…そこ忠実に再現しなくても…
惣領冬実さんの絵が綺麗すぎて実写じゃ満足出来ませんでした。
残酷な映画・・
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ストーリーが残酷というより・・
窪田正孝と、それ以外のキャストの力量の違いがあからさまで辛すぎる。彼が出てると出てないとでは、画面から伝わってくる空気感がガラッと変わった。
牧生のナレーションで語られる「甘い恋愛なんてくだらない」は、思春期の同性に対する過剰な思い入れと、異性との打算的な恋愛を嫌悪する感情で一定の理解はできる。(もちろん彼の行動は常軌を逸しているが)一方、零とキラの描写からは、自分たちの思いは甘い恋愛なんかじゃない、勇敢に自分の過去と戦ってこの絆を結び得た、という説得力を感じられなかった。演出のせいなのか、脚本のせいなのか。ドラマからの映画版という形態のせいなのか。
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