「スター・ウォーズ:サーガ⑤ 1行に記された英雄の物語」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
スター・ウォーズ:サーガ⑤ 1行に記された英雄の物語
「反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功」 最初のスター・ウォーズ、エピソードIVのオープニングロールの一節が35年の時を経て、映画になった・・・。いや~、ホンっとスター・ウォーズ・サーガって驚きです。
ところが、この作品「スター・ウォーズ」の中でも、ちょっと趣が違うような気がするんですが、かなりの高評価です。誰もが認める名作ってことでしょうか。
「スター・ウォーズ」の歴史のほんの一部、主要人物とは離れたところにあっても、確かに時の歯車は噛み合っていたって感じでしょうか。
「スター・ウォーズ」を知っている人なら、誰もが知っているだろうこの結末のストーリーがこんなにも魅力的に描かれていたのには、ホンッと驚きました。シリーズの根源?とも言えるフォースの導きもちゃんと存在していたような。
そして、「スター・ウォーズ」のメインテーマとも思える家族のストーリーもしっかりと描かれてました。
設計図を盗み出すことが主軸のストーリーかと思いますが、その中でちゃんとデススターの弱点の話まで盛り込んでいてくれて、いや~、ホンっと涙モンに嬉しかったです。
最初のエピソードIVは、お姫様を助け出す話ってことで、ファンタジー色が強いって思ってたんですが、その前日譚であるこの作品のリアル感が半端ない!まさに戦争映画そのもの。玉砕の美学っていう感じかな。一人一人が、使命を果たしながら死に至っていく。
基本的に現実の人の死を正当化(又は美化)する戦争ものは嫌いなんですが、これは本物の歴史に関係ないからいいです。フィクションとして非常に楽しませてもらいました。
【ちょっとネタバレ。ラストに触れます】
一番ラストのシーンは、エピソードIVへの続きということで、ファンサービスでしょうね。CGだと思いますが、若かりし日のレイア姫の登場。非常に感慨深いものがありました。 公開後、すぐでしたよね、キャリー・フィッシャーが亡くなってしまったのも・・・
そんな意味でも、非常に印象深い一本でした。