バラク・オバマ 大統領への軌跡のレビュー・感想・評価
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バラク・オバマ その闘いの記録。 アメリカ大統領になるのって大変なんだなぁ…🙄
第44代アメリカ大統領バラク・オバマの、大統領選出馬から当選までに密着したドキュメンタリー映画。 製作として『ファイト・クラブ』『インクレディブル・ハルク』などで知られる名優エドワード・ノートンが携わっている。 2020年11月3日は4年に1度のアメリカ大統領選挙! という訳で、アメリカ初の黒人(実は白人と黒人の混血であるムラートだけど…)大統領バラク・オバマに密着したドキュメンタリーを鑑賞してみました! というのも、恥ずかしながらこれまで大統領選挙がどういうものなのか気にしたことすらなかったので、この機会に学んでみようかと…。 マジで何も知らなかったので、結構勉強になりました! 映画はオバマさんに密着することで撮影出来た映像から成り立っており、過剰なBGMなんかは殆どありません。 ナレーションで情報を追加したりもしておらず、あるがままの映像を提供している感じ。かなりホームビデオっぽい。 当然モロに政治的な内容の映画となっているため、あまり手を加えてしまうとプロパガンダみたいになってしまう。そのような点を考慮してこういう作りになっているのだろうが、正直かなり眠い🥱💤 前半は予備選挙でのオバマさんとヒラリーさんの戦いが描かれ、後半は本選挙でのオバマvsマケインが描かれる。ただ、それぞれの政策がどういったもので、オバマとライバルの政治的なスタンスがどう違うのかといったことの説明はない。 オバマが国民の健康保険の加入について、マケインとは違う政策を提示していることは討論の様子から判ったが、もっとそれぞれの候補者の政策の違いを説明して欲しかったかな。 あと、オバマ陣営のスタッフが色々出てくるけど、それぞれ何やってる人なのかよくわからんかった。 大統領選挙はオバマさんだけでなく、周りのスタッフも大変だし、彼らの働きこそが大切なんだな、というのはわかったのだが、もうちょっと説明が欲しい。 アクセルロッドという大物政治コンサルタントが出てくるけど、結局彼が何やってるのかよくわからんかった。 説明不足な内容とはいえ、基本的な大統領選挙の流れなどは理解することが出来たし、スタッフ達の群像劇という見方も出来、興味深く鑑賞することが出来た。 オバマさんを信頼し、彼のために粉骨砕身し、最終的に勝利するという流れはまるでドラマのよう。 大統領選挙とは一種のエンターテインメントなんですね。この映画のような有権者達の盛り上がりは日本ではなかなか見られない。 選挙自体がお祭りのようになれば、若者が政治に興味を持ち、日本でも投票率が上がるのかもな、とか考えたりもしました。日本人はお祭り好きだからね。 オバマ大統領のことを詳しく知りたいという人向けの映画ではないかもしれないが、大統領選挙について浅〜くでもいいから学びたいという人にはお勧めです! …かなり眠いけど💤 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大統領選挙の流れについて、なんとなく学んだことをメモ📝 ①アメリカには2つの大きな政党がある。 一つは共和党(保守的)。もう一つは民主党(リベラル)。 ブッシュ、トランプは共和党。オバマは民主党。 ②選挙ではまず予備選挙・党員集会が行われる。 2月〜夏にかけて。 民主・共和両党の候補者を1人に絞る。 州ごとに行われ、各州の有権者が選びたい候補者の代議員に投票。代議員をたくさんとることで、大統領候補に指名されることになる。 この予備選で勝ち目がないと思った候補者は、自ら撤退出来る。 オバマとヒラリーは接戦だったので、戦いが泥沼化していった。 「スーパーチューズデー」とは3月の第二火曜のこと。多くの州で予備選挙・党員集会が行われる。 予備選挙は秘密投票。党員集会は公開投票みたいな感じ。 ③全国党大会で共和・民主両党の候補者が決定。7月とか8月に行われる。 ④いよいよ大統領選挙! 11月に一般投票。各州ごとに行われる。 投票する対象は候補者本人ではなくそれぞれの政党の選挙人団。 選挙人の数は州ごとに違い、それぞれの州で最も多くの票を集めた政党がその州の選挙人を総取りできる。 デカイ州ほど選挙人も多い。 全50州で合計538人の選挙人がおり、過半数である270人を獲得すれば晴れて大統領☀️ …アメリカ合衆国大統領になるのって、めちゃくちゃ大変なんですねぇ🤯
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