キングコング 髑髏島の巨神のレビュー・感想・評価
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怪獣映画の二つの顔
「お前らこんな怪獣映画を観たかったんだろ!」
「はい、そうです。ありがとうございます!!」
としかいえない躊躇無しのてんこ盛り。まさに映画の満漢全席。
ロバーツ監督の「お前はどれだけ好きなんだよ!」と言わんばかりの『地獄の黙示録』の過剰なまでのこだわりと『ディープ・ブルー』再現か!とまで思わせるサミュエル・L・ジャクソンの演技も相まって観てい無いと損。まで断言できる怪獣映画だ。
そしてこれだけてんこ盛りなのに心地よい気持ちになるのは男の子が怪獣映画を楽しむふたつの視点をキッチリと押さえているから。
それは「怪獣となって暴れたい、他の怪獣と戦いたい」と「巨大な怪獣を小さな人間が倒したい」のふたつだ。どちらも男の子が怪獣映画を楽しむ大事な要素だ。
普通ならこのバランスはうまくいかないが、この映画ではそのふたつが見事にバランスよく入っている。「怪獣となって暴れたい」の視点はコンラッドの方であり、「人間が倒したい」の視点はパッカードの方になる。どちらかに感情移入しても楽しめるつくりになっている。もちろん両方でも!
それが大の大人を五歳児までに退行させる傑作になった!!
次回!?
笑った
迫力
描写はグロいが痛快。ハラハラ必至の脱出劇!!
【賛否両論チェック】
賛:コングを始めとする怪物達のド迫力の戦いがスクリーン狭しと繰り広げられ、往年のファンから初見の方まで、幅広く楽しめる。争い合う人間の愚かさを浮き彫りにする描写も印象深い。
否:かなりグロいシーンや、急に驚かせるシーンが多いので、苦手な人には向かない。
未知なる島を舞台に、やって来た調査団を襲う数々の巨大生物達。
「ここで・・・こうなるかな?」
と観ながら薄々気づいてはいつつも、やはりハラハラさせられることは必至です。そして現れるコングの迫力には、思わず圧倒されます。
一方で、極限状況下にあっても、なおいがみ合おうとする人間の愚かさも浮き彫りになる等、さりげなく考えさせられる部分もありますね。
基本的には予備知識も不要なので、テンションが上がる大迫力のバトルを、是非ご覧になってみて下さい。
スカルアイランド!
原作の1933年版にも描かれていた怪獣ひしめく髑髏島。本作はその髑髏島を前面に出して描いています。
ですので、美女に恋したり、摩天楼に登ったりはしません。
かといってまるっきり男臭いかといえばそうではなく、原作へのオマージュなのか女性ジャーナリストが同伴し、ほんの少しだけコングと触れ合います。
テンポが早く、またコミカルな部分もあるのでかなりノリがいい感じになってます。
特に冒頭からコングが登場するまでのテンポが性急に感じられました。髑髏島以外は蛇足ということなのでしょう。それはそれで良かったと思います。
「シン・ゴジラ」みたいなシリアスなのもいいけれど、こういうバカっぽい怪獣映画もいいですね。原初的な巨大怪獣たちの脅威とバトルを単純に楽しめます。
ベトナム戦争のすぐ後に時代設定されているので、他の方も言われているように「地獄の黙示録」っぽいです。私はそれに、ボートで川を下っているシーンでやっと気付きました。あと、一人の兵士を捜索に行くシーンでは一瞬だけ「プライベート・ライアン」ぽいカットもありました。
この映画でのカーツ大佐は、キングコングでしょうか、それともサミュエル・L・ジャクソン演じるフューリー大佐…もといパッカード中佐でしょうか。
観る際はエンドロール後まで席を立たないことをオススメします。
追記
ちなみに大して出番もセリフもないのに中国の女優さんが出ているのは、制作会社のレジェンダリーが中国の大連万達グループに買収されたからです。
バイオハザードに中島美嘉やローラが出てたようなもんで、中国国内でのキャンペーンをしやすくするためでしょう。
なのでmade in chinaは絶対に着ないという人がいれば、今後公開されるゴジラシリーズやパシフィック・リム2も含め、観れないですね(笑)。
あんまり気になることでもないですが一応豆知識として。
この島で人間は虫けら以下!
謎の島に調査に行ってコングに会い何とか島から脱出する話
キングコングはピーター・ジャクソン監督の2005年版しか見たことがないので歴代の作品は知らない。
2005年版はかなりオリジナルに近いとの事だったが、監督が熱を入れ過ぎたせいか詰め込み過ぎて逆に見せ場がない作品だったと記憶している。
本作はアクションアドベンチャーであり怪獣映画であり現代の技術で実現した迫力満点の作品だ。
まさに男の子映画!
未知の島、怪物、先住民、ジャングル、探検家、兵隊、もう大好きですの一言。
幼いころモンスターパニック映画、インディー・ジョーンズなどの冒険映画を見ては夢と妄想を膨らませた方には弩ストライクである事は間違いない、即刻見るべき作品だ。
髑髏島に行ってからのコング遭遇までの展開も早いし次から次にでる怪物たちに常に驚かされ楽しませてもらえるので退屈なシーンはほぼ無い。
非力な人間が何とか脱出するまでのシンプルな物語で、一番近いと思ったのは「ジュラシックパーク」だ。
どちらも島からの脱出だし守護神(シンボル)怪獣がいる。
Tレクッスに脅かされ、最後は守られる
↓
コングに襲われ、最期は守られる。
構図は一緒だし、主人公チームと別チームの同時進行冒険も同じだ。
俳優陣の演技もいいのだが、最もいい演技をしたのは何といってもコングだろう。
野生で本能的でいて守るモノのために優しく理性的、男らし過ぎるほどの眼力は昨今の映画では見ないワイルドさだと思う。
ゴリラに勝てるワイルドな男もそうそういないだろうけど・・・
それにしても、全てを見透かす瞳、体中の傷や筋骨隆々な姿、良く締まった尻!最高にカッコいいですな。
対する悪役モンスターはガリガリ、青白トカゲ野郎ですからもうコングとの対比がすばらしくお互いのキャラクターを引立てています。
他にも巨大牛や巨大蜘蛛、タコ、昆虫なんかも出てくるし、人間の非力さ、いかにおごって来たかが突きつけられる。
この映画を見て「地球は人間が頂点じゃないんだ、もっと謙虚にせねば」とは微塵も思わないけど、自然をなめないようにとは思った。
ベトナム戦争時代の雰囲気も良かった。兵器も強すぎず、兵隊も練度が高すぎないので怪物に次々やられていくのも自然だった。
昨今のネイビーシールズ映画とか見てると怪物にそう簡単に負けそうにないのでバランスてきに丁度よかったと思う。
怪獣映画なので人間はおまけ。ストーリーの進行役なだけなのでトムヒやサミュエル、ブリー・ラーソンのキャラクターは作品の調味料程度の役割だし、脇役の助手達はほぼ存在意義がない。
ED後の映像は次回作の予感を匂わせるが、夢の競演が有りえるかもなので大いに期待して続編制作を願いたい。
劇中セリフより
特になし
いろいろなツッコミどころはさておいても、無駄に長い!90分でまとめ...
キングコングの設定
キングコングらしくて良かった
過去作とは比べるな!
予告からも想像できるだろうが、アクションオンリーだw決して2005年のキングコングと比べてはいけない。全く違う作品だ。
アクションは申し分ない。キングコングの無双っぷりも気持ちが良いほどだったwだが脅威となる動物がほとんど巨大生物で飽きてしまう。小さいながらも恐ろしい生物がもっといてもいいと思った。もっと言うと原住民が良い人達というのが残念だった。人食い族くらいだったら島の絶望感が更に増したと思う。
キングコングとヒロインとの間に生まれる感情のきっかけはもっと丁寧に描いて欲しかった。
色々と文句を言ったが、アクションの派手さが圧倒的に上回っているため、頭を空っぽにして見ることができた。
ブリー・ラーソンのキングコングとの初対面での目は印象的だった。
サミュエル・L・ジャクソンの死に際に言うシーンも最高wそれにしても彼はいつも死ぬ役だなw
なんもねえ映画
巨大生物の戦いは迫力あり
男子の大好物な怪獣映画w
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