「コングはっょぃシシ神様だね」キングコング 髑髏島の巨神 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
コングはっょぃシシ神様だね
過去作を観たことがあればコングが凶暴で巨大な怪物と思いきや実際は自然を愛し守ろうとする優しい生き物である事はスタンダードな認識だが、2017年の今さら新たな作品を製作ともなればやっぱり目新しさを期待してしまっていた。
髑髏島にはコング以外にも巨大な生物がいるというのは新要素?巨大コングvs巨大生物の迫力あるCGシーンは是非劇場で3D鑑賞したかったところ!映像がとても丁寧に作られていて、コングが軍のヘリ達の前に初めて姿を見せるシーンは圧巻。特撮映画としては今年NO1かもしれない。
人間が揃いも揃ってアホばかりで、人類の低レベルさばかりが目立つのが悲しいところ。
サミュエル・L・ジャクソンなんて周りなど一切見えておらず、復讐心で暴走して終わるだけという…これが一番の大御所の役どころ?展開が宮崎駿の『もののけ姫』みたいだなぁと思って観ていたんだけど、さしずめエボシと首を盗んで走るおじーちゃんを足して2で割ったようなキャラクター。今を輝くブリー・ラーソンが殆どノーメイク姿で出演してたけど、くしゃっと笑った時の目元のしわが可愛い!(彼女の演技力が必要とされる作品には見えなかった。)
エンドクレジット後に続編を匂わせるシーンがあったんだけど、「もうコングだけじゃもたないから次から別の怪物投入してファンタジックにしてみるね☆」という製作者からの強いメッセージを受け取ったような気持ち。ある意味とても、楽しみです!!!