「凄い」キングコング 髑髏島の巨神 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
凄い
凄い。尊敬する円谷英二監督も、きっとこんな特撮を撮りたかっただろう。CGという技術がない中で、モノによる工夫によって空想の世界を実際の映像に映し出してきた特撮技術は、工夫という点で俺の心を捉え続ける。しかし、これだけリアルに描けるCG技術がある時代に円谷監督がいたら、いったいどんな映像を俺たちに見せてくれたのだろう。それを見られないのは、残念だ。
(CGもこのレベルまでくると、「特撮」と言うかも微妙ではないだろうか。想像したままに描けるという点では、CGはもはやアニメ、マンガに近いのかもしれない。)
ジュラシックワールド、ゴジラ、そしてこのキングコングと、怪獣映画は、残念ながらハリウッドのものになった。(もちろん、シンゴジラは健闘しており、希望も大きい。しかし、CGは今のところ、金だから。円谷監督なら「低額でもこんなことができる」と世界を凌駕する日本のCGテクニックを編み出してくれたのだろうか?庵野さん、樋口さんには、今後もその心意気を期待する)
また「怪獣が戦う、それだけ」という姿も、怪獣映画の本質を貫いている。キングコングだから、女の人と心通わせることはあるが。
以上。怪獣映画が好きな人は金を払っても惜しくないよ。というか観ておく方がいい。
CBさん、コメントありがとうございます♪
キングコングの迫力に目が行きがちですが、本作の人物配置はなかなか秀逸だったと思うんですよね!
今年は日本製ゴジラの新作もありますが、日本のCGレベルが世界に通用するのかという着眼点も持ちながら楽しもうと思います✨