「主役はキングコングとはいえ...」キングコング 髑髏島の巨神 Aiさんの映画レビュー(感想・評価)
主役はキングコングとはいえ...
評判がまずまずだったので映画の日に観に行ってみたが、残念ながら期待に及ばず。
怪獣vs怪獣、人間vs怪獣、人間vs人間の対立構造でStoryが展開する中で「怪獣vs怪獣」に最も力を注いだせいか?人間が絡むところの脚本や場面が冗長で最低限のブラッシュアップが欲しかった。怪獣映画にこうしたツッコミを入れるのもどうかと思うが、最もかっこよい主役のキングコングをより引き立たせるにしても、愚かな人間達の描き方が中途半端で、全体の印象を引き下げてしまったのは否めない。
人間側の主役である、部下の復習でキングコングを倒そうとする隊長(サミュエルLジャクソン)のモチベーションが闘う理由としてイマイチ弱い気がしたが、サイゴンが陥落してベトナムを撤退したことが、アメリカの軍人の名誉や心のやり場を失った悲劇、もしくは例え戦争がなくても好戦的で支配的な人間を象徴したかったのだろうと想像する。こうした戦争の背景がちらほらと映画に介在してくるが、エンディングで本国に帰還する兵隊(ジョンCライリー)の感動?映像は本筋としても蛇足であったとしか思えない。映像は頑張ったと思うが、中弛みを感じたので☆2つ。次回作に期待!
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