「130分超えの恐怖」死霊館 エンフィールド事件 Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
130分超えの恐怖
すっかりユニバースと化した大人気シリーズ。
シスターの風貌が印象的な悪魔、ヴァラクが大活躍。ウォーレン夫妻の自宅に現れたかと思いきや、イギリスまでひとっ飛び。フットワークの軽さにも驚く。
アミティヴィル事件の次に怖い体験とウォーレン氏が語るこのエンフィールド事件。
もちろん映画用に脚色しているだろうが、恐怖度は前回を多く上回っている。前作で派手な恐怖シーンよりも古典的な表現がいかに怖いかが再認識されたが、本作ではよりそれが過激に描かれている。後半に行くにつれ、手にじっとりと汗をかいてしまう怖さだ。
ホラーキャラも個性的なキャラが多く、前作よりもユーモラスに感じる。大衆向きになったとも取れるかもしれないが、ストーリーも魅力的で華を添えてくれている。
また、本編135分はホラーの中では長い。概ね90分程度が一般的だが、2時間超えでここまで緻密で容赦なく怖い作品は久しぶりだ。
アナベルの姉さんは登場しないが、大人気キャラが不在でも真っ向勝負出来る作品だと思う。
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