歌声にのった少年のレビュー・感想・評価
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感動と希望を与える映画でした。
映画の舞台は長きにわたりイスラエルの弾圧により、紛争下にあるパレスチナのガザ地区。
人々の暮らしは厳しく将来の希望を持つには難しい環境です。
そんな中で、「スターになって世界を変える」として、
姉との約束を果たすために、厳しい状況を乗り越え、
諦めずにカザの壁を超え、エジプトへと向かい、
歌い続ける主人公の話に感動をしました。
今もなお、厳しい生活を続けるガザの人たちには希望の映画になったと思います。
「パレスチナ」の映画ということで、関心は少ないのかもしれませんが、日本だけでなく世界中の人に希望を与えると思われる
お勧めの作品です。
中盤以降のテンポが悪い
「ウィ・アー・ザ・ベスト」や「シング・ストリート」など少年少女のバンド音楽モノが傑作で監督の「オマールの壁」が良かったから本作には期待がハンパなく実話だし。
序盤の楽器を手にする為の試行錯誤や四人ともキャラが良く特にお姉ちゃんが可愛くて存在感も素晴らしく主人公の弟より魅力タップリ。
少年のまま姉を想いスターになるかと思いきや大人になるからビックリした。
ラストも「スラムドッグ$ミリオネア」な雰囲気で実際の映像が流れ呆気に取られた!?
お姉ちゃんがあぁなってから物語のテンポも悪くて既に興味の持続力が激減。
子供の頃に描かない社会情勢などを大人になり急に描写して関係性を無理矢理繋いでいる感は否めない。
どのタイミングで歌手に再挑戦したいと気持ちが動いたのかが解りづらい。
ガザに生まれ育ってしまっただけなのに…。
エジプトと隣接しついるのにこんなにも生活の状況が過酷なんて…。紛争真っ只中のガザでは夢も希望も持てない。
もっともっと過酷な状況だったと思うけど描写は比較的あっさりな描き方。描き方が深くないからどっぷり作品にのめり込むことは出来ないけど生きる時間を無駄にはしていけないな、ということをあらためて痛感。
生き抜く事って難しい…
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