レジェンド 狂気の美学のレビュー・感想・評価
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トムに魅了される2時間
少し前にやっていたブラックスキャンダルとはまた違ったノンフィクションのギャング映画。トム・ハーディーの演技にひたすら感服。初めは「お、どっちもトム!」と思っていたが、観ている内に、兄弟2人は別人になった。愛する恋人と愛すべき兄弟の板挟みになっていくレジーの苦しむ姿が印象的だった。
わいがおのれで、おのれがわいで
冒頭、街並から車内のシーンへの切り替わり、一見して合成と分かるけれども、ああ、ドラマが始まるんだなあとワクワク感が増す。
無双のトム・ハーディ、メンヘラぶりが板についてきたエミリー・ブラウニング、主要キャストもいいが、襟足の髪がちょびっと長いメル・レイド、シチリア系のチャズ・パルミンテリなど味わい深い面構えの脇役もイイ。
ちょいちょい出てくる可愛いティーポットなどの小物、エミリーのお洋服など、なかなか洒落てる。ブリティッシュでスタイリッシュ。絵面は案外キレイ目だったなと思う。
けっこう面白い映画だった。
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ブライアン・ヘルゲランド監督キライじゃないけど、良くも悪くも手堅くまとめすぎちゃった気が。
これはもう、完全に個人的な好みの問題だけども。
もうちょっと、ハチャメチャでB級でバカっぽいノリで、このお話を見てみたかった気もする。例えばトロイ・ダフィの底抜け兄弟みたいな。
もしくは。「経済ヤクザやインターナショナルヤクザ、嫁のような普通の小市民、いろんなものに憧れてみたものの、結局は一番なりたくなかった弟みたくなってしまった男」の話、「わいがおのれで、おのれがわいで」状態を、フェラーラとかに撮ってもらいたかった気もする。
ないものねだりはしょうがない。売れてビックネームになったトム・ハーディが、フェラーラの映画に出るのは、まず無いだろうとも思う。
実話もの
実話ものの常としてある厳しさ、特に物事が上手くいかなくなってからの厳しさからは本作も逃れられなかったデスね…
特にロンについては、なぜそうした行動をするのか分からないまま彼に振り回される感覚に観客も捉えられてしまいます…
レジーの変化もまた何故か分からないので、観客はポカーンとしてしまうわけですが、作り手も分かってないのかな?
なかなか後半はツラいものがありますね…
the crazy Kray twins
格好良い兄Reggieと精神異常の弟Ronは双子。
兄の理性と弟の狂気の二刀流で、裏社会をじわじわと登って行く序盤は良かったです。
Reggieの妻となるFrancesは、彼の愛と良心の象徴のようでしたが、Reggieをカタギの道へ軌道修正させようとするだけの魅力が感じられない女優さんで残念でした。
Francesが死に、Ronが相変わらず組織を引っ掻き回し、Ronと同じく流れる凶暴な血がReggieの中でも沸騰してしまったようでした。
双子でこうも違うのか?と思わせつつ、やはり双子なんだと納得させる所は流石です。Hardyの演技を観るための映画でした。
なんといってもトム・ハーディの演技
全くの別人がそれぞれを演じているのかと思うほどに見事な演技。それでいてちゃんと双子。特に終盤、それぞれがわかってきたところからお互いにお互いが滲むようで、双子であることをハッと思い返される。けれど同一人物には全っ然見えない!!本当に素晴らしいと思った。
実在のクレイ兄弟についてなにも知らない状態で映画に臨んだが、作中ロナルドのレジナルドの容姿などへの賞賛の言葉が繰り返されていて、彼の同性愛の根源にあるのは兄へのコンプレックスなのではと感じた。
物語の展開としてはあまり起伏がなく面白くはなかったが、トム・ハーディ演じるクレイ兄弟をはじめ、キャラクターが生き生きとしていて退屈することなく最後まで楽しめた。
タロン・エガートン演じるテディがちょ〜〜〜〜〜〜可愛い。
トムの映画
確かにトムの映画としか言いようが無い
あまり起伏が無いのが難点だけど、中盤までは面白かったが、それ以降は・・・・
何といっても恋人役に魅力を感じなかったのが難点・・・
主役の二人(一人)以外に魅力的な登場人物もいないし・・・
淡々とトム・ハーディの演技を楽しむ
見所はなんといっても二役やっているトムの演技。
双子とはいえ性格が正反対の二人、どことなく顔も違ってみえたのはメイクの効果だろうか演技の賜物だろうか。
しゃべり方の違いもあり全く別の人に見えた。
また合成技術もあっぱれ、違和感なく同じ画面に二人が存在していた。
話しは全体的に淡々と進む。
レジーがフランシスと正しく生きることを約束し結婚したところでキレイに終わるのかと思ったらそうはいかない。
ギャングの道に戻り、フランシスを傷つけ結局刑務所行き。
つーか結婚したのに実家であんな環境に嫁置くなよ!という一番の突っ込みどころ。
誰が上でゲイがSMプレイしている環境で寝れるかと。
セレブが集うクラブやカジノ経営している、理知的なレジーの考え方にしては中盤以降があまりに幼稚。
性分としてやっぱりギャングに戻ってしまう、という意味ではどんなに性格が違っても双子の血は争えないのか。
ちょっと長かったかなー話の上がり下がりがなくて退屈に感じた場面も。
でもジャックを殺した後にロンに「お前は殺せないからな」と言ったところはぞくっと来た。
中盤のママによる「あなたは片割れ」というのもいい伏線だし枷だなと。
トムかっこよすぎるやろ
トムトムトムトム!トム・ハーディでいっぱいの作品。
レジーとロニー、こうも演じ分けれるのってほんまに天才。
レジーはどこからどうみてもかっこいいし、
ロニーはどのシーンもハラハラドキドキな情緒不安定爆弾男。
フランシスとレジーのビジュアルがちょっとお似合いには見えなくて残念だったけど、
フランシスのファッションやヘアスタイルなんかはレトロな感じがすごくかわいくて、
エミリー・ブラウニングという女優さんはすごく魅力的な女の子だな~とほれぼれしてしまった。
レジーが窓をよじ登ってフランシスにプロポーズするシーンと、
クラブで双子が取っ組み合いのケンカをするシーンが好き。
レジーは強くてかっこよかった。
レジーはお母さんにも優しくてかっこよかった。
レジーは部下からの信頼も厚くてかっこよかった。
レジーはロニーを憎めなくてむしろ愛しすぎていてかっこよかった。
レジーはどこからどうみてもかっこよかった。
トム・ハーディー
81本目。
夜勤残業、帰って来たのが12時過ぎ。
眠い。
でもまあ運良く観れた。
観れないと思ってたから、尚更ラッキー。
トム・ハーディーに尽きるだろうな。
ウマイもん。
作っているけど、作りすぎてない所がウマイ。
日本人がやると作りすぎてしまう所だろうな。
で演技派なんて呼ばれたりして。
ちょっと横道にそれたけど、軽快なリズムに乗り観やすかった。
オススメ。
箱庭に縛られながら叫ぶ自由
自由は不自由の上で成り立つ事を、この手のファミリー映画で良くみかけて、苦しい気持ちになったりする。ブラックスキャンダルにも似た構図になるのは、やはりイリーガルに自由を求めた結果なのか。なんて思いつつも、とにかくトムハーディっぷりに拍手です。
カリスマとカリスマ。群がる人々の思惑。どの世界にもあり得る崩壊劇。
切り捨てられない血の絆
屑な弟と裏社会の甘い蜜のせいで最愛の人を失い、人生狂わされたギャングスターの映画でした。
「あの子が何をしても、あなたの片割れよ」っていう双子の母親の言葉が重い。
ギャングスターの恋人視点でストーリーが語られるので、たぶん女性向けのギャング映画。
同じトムハーディーなのに、明らかにレジーの方がかっこよくてびっくり。役者さんてすごい
トム・ハーディ最高!
トム・ハーディが、1人2役演じるということで上映前から楽しみにしていました。
この間のレヴェナントでも、悪役になりきっていたし、今回もはまり役で演技が素晴らしかったです。
内容は、ギャングですから山あり谷あり…といった感じで。
レジーの立ち振舞いとか本当格好いいです。
予想外に面白かった☆
予想外に面白かったです!
絶対につまんないと思ってたので…
トムハーディの顔が結構別人で驚きました!
CGとかなんでしょうか?
結婚前はあんなに彼女にメロメロだったのに、やっぱり変わってしまうんですね。
まさか暴力振るうなんて、驚いちゃいました。
最後、滅多刺しにした後言ったセリフで、妙に腑に落ちました!
トムハーディーの演技に魅了
一人二役の彼の演技力にとても感心。
振る舞い、喋り方、アクセントといい別人に見えてしまう。
実在する彼らのストーリーだが、ストーリーテラーでもある彼女フランシス目線で展開している為か、ギャング特有の抗争は、少なく感じた。
兄弟愛、家族愛、彼女への愛とクレイ兄弟の絆に苦悩するレジーがとてもかっこよく見えました。(笑)
満足
ギャングの実話モノということで、「ブラックスキャンダル」のようなものを想像して観に行ったが、こっちの方がドラマ感ある作品でした(個人的には淡々としてる方が好きだが、、、)
途中からヒロインの方が主役じゃね、って思ってましたが、まあ収まりのいい(?)ラストでしたね、
トム・ハーディが主役な時点で満足だけど。
トムハーディのアイドル映画
フランシスのレジーに対するズブズブの愛と、レジーのロンに対するズブズブの愛の話。
相手がどんなに駄目な奴でも愛せずにはいられない、自分では制御出来ない程の愛。そんなダメダメな愛に対するイライラややるせなさが弾けてフランシスは自らを、レジーはチンピラをメッタ刺しにしてしまったのだろう。
ロンが一番ヤバくて頭悪そうだけど、たまに見せるインテリジェンスに萌えます。
良くも悪くもトムハーディのアイドル映画。
トムハの「んん〜」って唸るヤツ、まじカッコ良い。
トム・ハーディ、ラブリー!
音楽がファンキー。美術も気に入った。トム・ハーディの二役も称賛、「ラブリー」。
ただ、長い割に兄弟のお互いに対する確執の描き方が弱いように思う。徐々に方向性がずれていく過程をもう少し丁寧に描いてほしかった。やや中だるみ。
演技は素晴らしい
一人二役が観たかったので久々に映画を見ることにしました。
前情報が無い中、ジキルとハイドみたいな設定なのかなと思ってたら全然違いました。残念。
後味が微妙。
終わったあとの展開を気にさせる終わり方でもないし、『あー、そう。ふーん』って感じの感想です。
『女』が『血縁』に勝ってたら面白い展開だったし、個人的に納得する展開になったと思う。
実在の人物がモデルのようだったのでそれは難しいのでしょうが。
ヒロイン側で見ていたせいか、さっさと殺しちゃえばいいのになーとホントに思いましたが、それも家族の絆の弊害ってことてすよね。
全部わかってて、分からないふりをして全てを押し付けてる双子の母親が、非常に身近な存在として感じやすく、嫌悪感を感じました。
まあまあだった
トム・ハーディの二役が見事で途中から全くの別人としか感じられないくらいであった。
ストーリーがさっぱり面白くなくて、特に何の感動も興奮もなかった。全体的に退屈で時計を15分おきに確認した。
面白い場面はちょっとあった。兄弟で敵の巣窟であるパブで乱闘するとこはメリケンサックを両手にはめているところがよかった。額を撃たれた男が、ニヤッと笑ってから死ぬのが面白かった。ナイフでめった刺しするところもよかった。あと、かっこいいオープンカーがズブ濡れになっているところは心が痛んだ。彼女が必死でホロを出そうとしているのを「何もできない女」と冷え切った目線で見ていたのはよかった。
ヒロインに何の魅力もなく、面白味も可愛げもなく、ただ文句を言うだけの存在で『グッド・フェローズ』の拳銃渡されて興奮する妻を見習ってほしい。
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