「軍人には絶対なれないとわかった。」ある戦争 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
軍人には絶対なれないとわかった。
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いつものことだけど自分ならどうするかを考えながら見た。結論は戦場でまともな判断を下せるとは思えないということ。私はできない。おそらく泣き喚いて正気を失う。というか軍属を選ぶ事はないし、選んでも適正ではねられる。
2010年代の戦争映画です。国連の平和維持活動で、国際社会にとっての敵であるタリバンからアフガニスタンの市民を守るデンマーク軍に起きた出来事を描いています。
戦闘をする平和維持活動は普通に人殺しをします。
平和を維持するための殺人は許されて、タリバンの殺人を悪だとは私には言えない。
自分は手を下さないけど人に殺してもらっている今の平和ってものを、あんまりありがたがれない。
殺すことを容認しているくせに、何を言うって思う。
このように、この映画の趣旨には全く沿わない感想を抱きました。
クラウスを罰したいとは思ってないけど、嘘で助けることを良しとはできない。でも、四年の服役が家族に与える影響も無視できないし、奥さん大変そうだし、奥さんの気持ちもわかるし、とにかく夢中というか釘付けというか、重い課題をもらった映画でした。
そして何よりアフガニスタンでの映像にショックを受けた。あんなに急に襲われて誰がまともな判断ができる?死角から飛んでくる砲弾、突然倒れる仲間。地獄だった。あれも世界の一部、人間の営みの一部。
2020年の追記
主人公のクラウスさんは、ゲームオブスローンズのユーロンなんですね…全然気づかんかった!!!
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