ザ・フラッシュのレビュー・感想・評価
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これが最後かもだけどジャスティス・リーグの面々が元気そうでホッとした。
文句から先に書くと、いくらなんでもクライマックスの戦いをただだだっぴろい平原みたいな場所に設定するのは、DC系に多いとはいえ、さすがに手抜きに見えてきた。マルチバースやタイムトラベルのルールはかなりザルに思えるが、それは勢いで楽しませてくれるなら構わない。むしろ鳴り物入りで登場したスーパーガールが残念な扱いだったり、ちょっとキャラが変わったマイケル・キートンのブルース・ウェインがティム・バートンのブルース・ウェインには思えず、じゃあなんでキートン呼んだよ?ってなったり、ブランドン・ラウスとかちゃんと出してくれないのにニコケイのバットマン出すのは、オタク向けのイースターエッグにしかなってなくない?って思ったり、総じてファンサービスなのか雑なのかがよくわからない。
いいところとしては、劇中の演技に限って言えばエズラ・ミラーの一人二役はとてもよかったし、キートンもサッシャも、ほかのキャストもおしなべて良い。あとこちらの現実世界ではしゃっきりしなかったジャスティ・リーグの面々が、劇中ではちゃんと活動を続けていたこともホッとした。まあそれもこれも今後どうなるんだって話ですが、そっちは経過を見守るしかないんで、散らかして散らかしてムリやりまとめたふうにするのはそろそろ打ち止めにしてただきたいです。
完全にノー・ウェイ・ホーム
DCシリーズなので観て観たら、またマルチバース!
もうウンザリ!こればっかり!辟易とする!
これやられちゃうと、もう、なんでもアリじゃん?!
そして内容も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のパクリ
マイケル・キートン版「バットマン」が出てくるという・・・
俺等リアルタイム世代には感涙モノだが、
現役を引退していたのに、何十年振りに復活して
前と同じように活躍できるのは説得力に欠ける
最後なんてもう何度も時間を戻したり滅茶苦茶で、本当に酷いと思う。
今後、マルチバースは封印してほしい!
悲しい
なんだかんだ「マン・オブ・スティール」が初めて見たヒーロー映画だったので、今作でDCEUの幕切れとなるのは悲しい😢
近場の映画館に来なくて、アマプラ待ちでしたが、ちゃんと見れて良かったです。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公役が変わってる!みたいな、ちょっとした変化が起きてしまうのが面白かったです。が、許せんことがあります!
スーパーガールの扱い!!
強そうなのに、すごく可哀想でした。若フラッシュが繰り返し続けて生まれた「無限」が、今までやり直してきた中で、スーパーガールは何回殺されたんだ…
とはいえ、面白くないわけじゃなく、続いてきた歴史に相応しい、敬意をもった終わり方でした。
さいごにアクアマンでたのよかった。これでヘンリー・カヴィルとサイボーグいがいはでれたね
2時間半はちょっと長過ぎかな
DCコミックスのスーパーヒーロー、ジャスティス・リーグの一員、フラッシュが母や無実の父を助けるため過去に戻るお話。スーパーヒーローの中でフラッシュは速く走れるだけだから、地味な存在に思えます。高速移動でタイムトラベル可能とは出来過ぎの感、おまけに過去に戻って18歳の自分との二人のフラッシュというのも、なんとなく辻褄が合わない気がします。雷によって超能力ということですが、おじさんにはフランケンシュタインもどきに思えます。
スーパーマンのいとこのスーパーガールは初めて知りました、フラッシュより彼女が主役の映画の方が興味深い、何度も殺さないで欲しかった。面白いことは面白いが2時間半はちょっと長過ぎの感・・。
時空を駆け抜ける!世界が変わっていく!
いや〜、何度見ても面白い。
冒頭の病院崩壊のアクションからすっかり釘付けです。ユーモアを盛り込んで、コミカルに展開していくところも最高!
ストーリーも最近流行りのマルチバース?2人のフラッシュが大活躍です。
敵は「スーパーマン」でお馴染みの、あのゾッド将軍。
そこにバットマンとスーパーガールが絡んできて・・・
ホンっと楽しませてもらいました。
重めのドラマにアクション満載。適度なユーモアを交えながらも、熱い血潮がたぎってくる。まさにヒーロー映画の王道を見たって感じの一本でした。
【ネタバレ】
マイケル・キートンのバットマンだけでもウキウキだったのに、まさか、ジョージ・クルーニーまで出てくるとは・・・
大人の事情の垣根を越えたコラボ、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」で感動していたところですが、まさかDCでも、行われたのはホンッと驚きです。
コロナ以降、映画業界自体が手を取り合って盛り上げようとする気持ちなんですかね。往年の映画ファンにとっては嬉しい限りです。
おまけに本作では、数々のスーパーマンの映像(ニコラス・ケイジまでいたのはビックリ)も見れて、ホンッと盛り沢山で楽しませてもらいました。
でも、現代のバットマンがベン・アフレックからジョージ・クルーニーに変わっていたことで、歴史が変わったってことですかね。「X-MEN フューチャー&パスト」で、歴史が書き換えられたのと同じ?
オマケ映像でアクアマンが登場して、彼が変わりないことを示していましたが、この作品の後の「アクアマン/失われた王国」でDCEUが一旦終了ってのも、なんか感慨深いものがあります。
ただね、一つのストーリーとして、本作で登場するキートン版バットマンとスーパーガール・・・
結局、負けちゃうんですよね。こんな解決で良いのかな? 最後は勝つってのが、ヒーローものの定番だと思うんだけど・・・
これはこれで面白いから許せちゃうけどね。
このおわりかたは、、、
フラッシュのキャラに好感を持ちました、バディ物としても掛け合いが面白かったです。展開がトントン進むので長いとは感じましたが、ストレスにはならずにもっと掛け合いをみたいと思いました。
じいじバットマンもかっこよかったし、スーパーガールも可愛かった。
ただ、それだけに最後の展開は辛い
わかりやすく言えばドラえもんのび太の魔界大冒険でもしもボックスを使って、はいおしま~いのノリ
残されたあの世界の人は?って悲しくなりました
とはいえ映画自体のテーマが過去を受け入れる事なのかと思うので、これはこれで有りなのでしょうけど、登場人物への愛着が湧きすぎてしまいましたのでこのような感想になってしまいました。
しかし
前向きな終わり方、なんとも可愛いエンドロールでスッキリと気分を変えることも出来ました。
ドラマ版「ザ・フラッシュ」を1~8シーズン170話を観てから、映画版を観ました
過去に観た作品です。
間違えてドラマ版の「ザ・フラッシュ」を観ることになり
数か月かけて配信中の1~8シーズン170話を観てから
こちらを観ることにしました。
「ジャスティス・リーグ」では少しだけ出演していたフラッシュ。
軽いノリのフラッシュだなぁ~とその時は思いました。
やはりテレビドラマ版のグラント・ガスティン演じる
バリー・アレン(フラッシュ)とは全然違います。
クロスオーバーストーリーでエズラ版フラッシュと
グラント版フラッシュが同時共演した事があり
これを観た瞬間「うおっ!」ってなりました。
グラントのフラッシュは空気がやや読めず、
先を突っ走ってしまうフラッシュでしたが
エズラ・ミラー演じるフラッシュは子供っぽくてややチャラい感じ。
グラント版フラッシュよりもマッチョで胸毛フサフサでした(笑)
バリーが少年のころに母親が殺され、父親が殺人罪として収監されているところ
過去に戻って両親の悲劇の過去を変えようと奔走するところなど
基本的なところは同じ、ヒロインのアイリス、
そしてジャスティス・リーグのメンバーも出てきます。
過去に戻った時に出てきた年老いたブルース・ウェイン。
彼は再びバットマンになりますが、
その時にマイケル・キートンだという事に気づきました!
自分の中ではバットマン=マイケル・キートンなんですよね。
そして、「マン・オブ・スティール」で「侵略者」として出てきた
クリプトン星のゾッド将軍と部下の女戦士が同じキャストとして出演!
いろいろな場面でクロスしている作品です。
過去のバリーと未来のバリーが一緒に戦うなんて全く思っていなかったです。
タイムパラドックスが起きないの?と思ってしまいましたが。
バットマンとスーパーガールを生き返らせようと
何度も18歳のバリーが過去を変えようとするが2人は生き返らず、
やがてダークフラッシュになってしまいます。
これはテレビ版のサビター(=未来のバリー・アレン)と同じ感じでしたね。
いろいろな意味でうわ~!!となった映画でした。
見てて楽しい
マルチバースの表現も俳優陣も新旧華やかで「映画を見ているなー」という感じでおもしろい。DCの硬派さにMARVELのカジュアルさが入り込んだような「柔軟な硬派」って感じ。人物や動物のCGに作り込んだCG感が残っていて、もうちょっとなんとかなったかなーって気はするけど、セットにお金かけた分の皺寄せとして許容範囲。映像特典のバットマンケイブのセットは圧巻。バットマンって愛されてるんだなーという印象。次回作も期待!
マルチバースは流行り?
歴代のヒーローたちに会えるのはすごく嬉しい。
特にクリストファー・リーブが出たときは涙出そうだった。
自分、あのスーパーマンが大好きでした。
マイケル・キートンもジョージ、クルーニーも嬉しかった。
話の内容はわかるが、マルチバースで片付けるのは理解できない。以前に漫画で御法度とされた あ〜夢だった の落ちにしかみえない。なので減点。
重い話を軽く描く
マルチバースはヒーロー物で流行なの?
タイムスリップと並行世界が多すぎで新鮮味はないけどまあ面白かった。
フラッシュはジャスティスリーグで見ただけなのでよくわからないんだけど、
彼の能力は早く移動できるってだけじゃないの?
高速で動くことで赤ちゃんは助けられないと思うんだけどな、、
それとも時間がゆっくりになるのか?その辺がはっきりしなくてなんかモヤっとしたまま観ちゃったけど。
まあ、それは置いておいて、
母親を助けるために過去に戻ったが、結局世界滅亡に導くことになり
母親を自らの判断で殺す選択をしなければならないバリーは本来であれば正気を保てないほどの決断をするわけだが、どうも話の全体のノリが軽くその重要性がイマイチ伝わってこない。
また、それにより世界を救うため自らマルチバースさえも破壊する怪物となり輪をかけて
悲しい物語になっているはずだがその辺もなんともサラッと話が流された感じになってた。
で、これってアベンジャーズでドクター・ストレンジは数千万回だか挑戦して無敵の怪物に立ち向かったエピソードと逆で諦めてしまったパターンだけどヒーローとしてはどちらが正しかったのか?
さらに設定もなんだかスパイダーマンやドクター・ストレンジとも被っててなんともかんとも。
フラッシュのやった事はいくつかの並行世界を滅亡させてしまうわけで、
最初の世界に戻るわけではないので、フラッシュが戻った世界にもう一人の
自分が居ないとおかしいんだけどね、、ネタとしては面白いんだけど、
エブエブ同様主人公がマルチバースで多くの人間を犠牲にしていることが
描いていないのが軽さ全開なのが受け入れにくいかな。
とは言え人間バリーとしてはやってしまうであろうなと思ったので、
そう言う立場の人間の気持ちはわかるけどさ。
アメコミ映画の最先端を観た!!
出だしのジャスティスリーグ共闘で期待が高まりました。過去に戻って解決というと、安直だろといつも思うのですが、マーベルのエンドゲームより遥かに、一筋縄ではいかない手強さがあって良かったです。人生あるあるの、あの時ああすれば良かったという幻想を打ち砕いてくれる、良いストーリーだと思います。向こうの世界でのラストは観念的で、敵の軍団がどうなったのか良く分からなかったです。戦闘シーンの、スピード感と浮遊感溢れるカメラワークは、類似作品の中では随一だと思います。キャスト欄がネタバレになっています。多分本作しか出ないだろうに、カーラ弱すぎないですか。
劇場案件、だったかも
「ジャスティスリーグ」のメンバー、フラッシュ。
稲妻のようにピュンピュン走るのが面白いな、程度でした。
予備知識なく見たら、結構面白かったんです。
面白かった・興味深かった点
①時空を越えると、どうなるか。
・母の死を防ぐことや父の無実を証明することが。
フラッシュの時空を超えた活動に。
→過去を変えるとどうなるのか。その答えが新鮮。
②バットマン好きにはたまらない
・配役がめちゃくちゃ、ツボる。見たことある人なら。
③ちょっとコミカルなところ
・真面目なようでいて、ちょっとクスっと
約2時間半だけど、展開も飽きさせないので。
あっという間でした。劇場でもよかったなあ・・・。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「心の傷があるから、今がある」
タイトルなし(ネタバレ)
タイトルが出そうで出ない冒頭のスピードスケーターの様なポーズが良くて、後で能力を失った時の伏線になってて笑える。普通の服で走ると摩擦で服が燃えるのは納得。
色々とあるが、元々は母親を助けるのが目的の話で、主人公は《フラッシュ》ではなくて《バリー・アレン》だ。
そのエズラ・ミラーの二人分の演技が良くて、バリーは途中から2人の役者が演じてる?と錯覚する位にスムーズ。最近のやたらと顔がパカパカ開く(『ブラック・パンサー』、『アントマン』シリーズの様なヒーローの仮面と役者の表情を出す)演出がほとんど無いのも良かった。
結果母親は助けられず、父親を助ける事になるがしっかりと感動シーンはある。
公開当時に劇場で字幕版で鑑賞。今回2回目は吹き替え版で鑑賞。
DCユニバース、初の大成功!
「ザ・フラッシュ」については、とにかく面白いっていうことしか伝えられないよね。予告を観た時から面白そうだと思ってたけど、こんなに面白いと思わなかったよね!
今まで観てきたアメコミ系映画の中でも、ベスト5には入る面白さ。
何だよ、DC面白い映画作れるじゃん!
それもこれも、必要なことは映画の中で最低限ちゃんと説明される構図になっているからだ。オープニングミッションの中に①フラッシュがジャスティス・リーグに所属していること②世間でもそれが認知されていること③ジャスティス・リーグの他のメンバー④フラッシュの能力や能力の副作用⑤フラッシュことバリー・アレンの性格、という「映画を観る上で把握してなきゃならないこと」がきっちり入っている。
多分、過去の作品を観ずにいきなり「ザ・フラッシュ」だけ観ても置いてけぼりにされずに済むだろうと思う。
性格や立ち位置も相まって、元々フラッシュは他の作品でも割とコミカルなキャラクター。それを十分活かした「本人は真面目にやってるけど、何だかちょっとシリアスに乗れない」感じが絶妙に面白い。
母を死の運命から救い出す為、過去を変えてしまったバリー。元の時間軸に戻るはずが、過去のある地点に弾き出されたことで、同じ世界に自分が2人。
歴史通り過去の自分に能力を与えようとして、自分自身は能力のない「単なる未来から来た人」になっちゃう展開も面白いし、能力目覚めたてのヤング・バリーに翻弄されるのも面白い。
倒したはずのゾッド将軍から世界を救う為、普通のスーパーヒーロー物なら主人公がゾッド将軍と戦うことになるんだろうけど、今のバリーは知識はあってもただの人。戦う手札を揃えようと必死にジャスティス・リーグのメンバーを探さなきゃいけないのがフラッシュらしい「シリアスに乗りきれない」感じ。
ワンダーウーマンは手掛かりさえなく、アクアマンは生まれてない。バットマンだけは謎の存在ながらも一応みんな知っていて、何とか訪ねたブルース・ウェインは別人。いや〜、これどうするよ?の連発だし、状況に翻弄されるバリーがいちいち面白いのである。
作品は「ザ・フラッシュ」だけど、実質バットマン映画とも言えなくない。現在パートでバットマンを演じたベン・アフレックは今回が最後のバットマンらしく、だからなのかオープニングミッションでの活躍っぷりが凄いし、過去のバットマンは初代を演じたマイケル・キートンで、もうそれだけで映画ファン的に胸熱!
そもそも予告で「I'm BATMAN」って言ってるマイケル・キートン観たからこそ「ザ・フラッシュ」観に来たわけだからね!
過去のバットマンもオープニングに負けず劣らず、ド派手にバットウィングを登場させ、ヤング・バリーと同時に「マジか、かっけぇ」と心躍らせてくれるのだ!
他にも元々普通の人間であるバットマンが爆弾を駆使して異星人と戦うあたりが、「ジャスティス・リーグ」では完全に足手まといだったバットマンとは一線を画す出来映え。そうだよ、こういうバットマンが観たかったんだよ?!しつこいようだがやれば出来るじゃないかDCめ!
話をフラッシュに戻すと、改変してしまった世界はある時点で過去すらも書き換わり、違う世界として分岐してしまっている。その因果はもはや平行世界ではなく、色々な方向に絡み合うマルチバース。
母を助けたい、母の生きている世界を助けたいというバリーの思いとは裏腹に、その願いが足枷となりあらゆる世界が衝突し消滅しようとしている現実。
2人のバットマンが口にする「過去の傷があるから今の自分がある」という言葉、それを受け入れ、母のいない世界を受け入れたバリーに思わずホロリときてしまった…。
いつもコミカルなくせにズルい!
殆どの過去を変えず、たった1つ、トマト缶の位置だけを変えて父の無実を証明することだけは出来たバリー。相変わらずちょっと変人で友達いなそうなバリーに、これでビタースイートなハッピーエンドかな、というところで、現れたブルース・ウェインはまさかのジョージ・クルーニーですよ!
「元に戻ったんじゃないのかよ!」っていうね。今後のジャスティス・リーグってどうなんのよ?!と思いつつも、久々に観たジョージ・クルーニーがメチャメチャカッコいいからどうでも良くなっちゃった(笑)。仕立ての良いスーツで出てくるだけで「マジか、かっけぇ」なんだから困っちゃうよね。
何かほとんどバットマンの話しかしてないが、やっとDCがやりたかったユニバースの成功例を観られた気がする。マルチバースの中でスーパーマンになれたニコラス・ケイジも満足しているじゃなかろうか。
おまけにちょっとだけジェイソン・モモアも出てきたし、初めてDCの次回作が楽しみになったぜ。
DCも久しぶりに見ようかなという気にさせられる
スパイダーバース2の投稿参照。
最初のベビーシャワーのシーンは掴みとして良過ぎる。
バットマンのパスタを使ったマルチバースの話が分かりやすい。
タイムスリップの件は勢いで押し切ってる感があるが許せてしまう。
ギャグなどの緩急もいい。
アメコミの中ではだいぶ当たりの方の作品なのでは?
エズラ・ミラーの演技が凄まじい
トム・クルーズが大絶賛していたそうですが、ヒーローもの、マルチバースものとしてはスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームに軍配が上がると思います。マルチバースを扱うにしても合う世界観と合わない世界観があるので、例えばクリストファー・リーヴ版スーパーマンがジャスティス・リーグに加入するというのはイメージしにくく、キートン版とベール版、パティンソン版のバットマンに関してはスーパーマンやその他ジャスティスリーグの面々との絡みは馴染まないイメージなので、キートン演じるバットマンがすんなりマルチバースに馴染んだりスーパーマン捜しを手伝ったりという点には少々違和感を覚えました。
引退したバットマンが復活するという部分に関してはそこで一本作って欲しいなと唆られる点であり、またスーパーガールもほんの少し影があるので暗いトーンで独立した作品が観たい気持ちがあります。
そして作品そのものの評価とは別に、エズラ・ミラーの演技が信じられないレベルです。どう役作りしたのかまるで理解できません。フラッシュがマルチバースで別のフラッシュに会うというストーリーですが、同じ顔の別人が演じているとしか思えませんでした。これに関してはオスカーにノミネートされても驚きません。
ラストは思わず噴き出してしまいましたが、ハッピーエンドとは思えなかったし、これで終わりかは分かりませんがそうだとしたら残念です。ジェームズ・ガンの元に新たなシネマティックユニバースが展開されますが、同じフラッシュやスーパーガールがもっと観たいなと思いました。
まとまりはよかったですが、個人的にはやや消化不良
パスタでの説明はわかりやすかったし、またマルチバースかよとは思ったが一作でまとめるのはすごいと思いました。
ヒーローとして、シビアな決断をしたのもよかったです。
主演の一人二役の演技力もすごい。
でも、CG(あえて悪くしたとかいう噂も)や
将軍のかませ犬感、決着がつかないまま終わったのは個人的に消化不良でした。
序盤と走るとことかワクワクしたけど、あんま攻撃タイプじゃないからバトルの時はそこまで映えないのね…
4dxで見たから疾走感すごくてたのしかったです
あとは映画というよりDCのビジネス面においてのゴタゴタ感に疲れました。
ブルービートルはどうなるのか、、
速いは強い
ほかのヒーローの冠映画でいちばん速いってことはフラッシュがいちばん強いのではないかという懐疑をもつことがあった。走り出すとみんな止まっているわけだから、なんでも細工できる。冒頭で高層ビルから障害物や危険物とともに落っこちてくる看護師と9人の赤ん坊と1匹の犬をストレッチャーにならべてはいどうぞってやるのはヒーロー映画とはいえすごかった。看護師さんがギャー形相で絶叫しているのは笑った。男の子的にも周りがぜんぶ止まる速駆けと物質透過があればうれしいかなと思う。
SFの禁忌で過去の自分に会ってはいけないとか過去を変えてはいけないというのがあるが、そこに踏み込んでくるプロットをもっている映画がさいきん多い気がしている。
エンドゲームとかノーランのテネットもそんな話だったと思うが、過去に行くプロットもあらかた煎じられてしまったので芸を加えてメタ化やセルフパロディをしたりする。それがノーウェイホームや本作だろうと思う。
過去演者ににわかなカメオ需要に生じることで懐かしい人が出てきて話題につながるし、71歳のマイケルキートンがバットマンを演じることで、メタ化は懐古と同時に年をとってもがんばるぞの応援歌にもなっていると思った。
フラッシュはほかのヒーローよりも笑いへ振っていてエズラミラーもそれにこたえている。シャイアラブーフみたいに紊乱でゴシップ誌をにぎわす人で逮捕歴もなんどかあるようだが、ウォールフラワーの上級生の役やファンタスティックビーストでの暗い役など器用な印象があり、ここでの自分自身の二役も精妙にこなしていた。他キャストではSasha Calleという俳優が演じたスーパーガールがしぬほどかっこよかった。ショートヘアとスーツのフィット感と暗いキャラクターがヒロインを新生させていたと思う。
いろいろ考えずに楽しめる映画だが過去に戻るという構造は二律背反であると映画は言っている。こっち側のブルースウェインもあっち側のブルースウェインも過去を変えればすべてが崩壊してしまうぞと注意している。なぜならブルースウェインは両親をころされてしまったことによる憎しみをバネにしてバットマンになったわけである。両親をころされなかったらバットマンにならなかったわけである。ブルースウェインがバットマンにならなければ他のこともいろいろ変わる。どこがどう変わるというようなことではなく、なにもかもすべてがバラバラに変わる──というのびのびたも知っているタイムトラベルの基礎知識を図解してみせている。
ただしブルースウェインはじつのところ現世が崩れるから注意したというよりは、今の自分をつくったのは過去だから変えてはいけないのだというヒューマニズムの見地から諭したわけである。
なぜそのように考えるのかというとコミックヒーローたちはマルチバースの住人だからだ。今じぶんはこの世界でこの人生をやっているが、ほかにも何通りものじぶんが存在して、あらゆるパターンの人生がパラレルに同時進行している──という理屈の上に生きているからだ。
バリーアレンが速駆けして世界を変えてもほかのチャンネルのじぶんに成り代わるだけのことだ。そういうことなら、実存に立ち返って、今じぶんがやっているこの世界とこの人生を、しっかり生きることのほうが重要だ──とブルースウェインは言いたいのだ。
が、バリーアレンに過去を変えると大変だぞと諭す一方で、強引に止めはしなかった。どのみちやってしまう奴はやってしまうのだし、それが巨悪でなければ起こりうることを、なすがままにすることもひとつの達観だからだ。だからこっちのブルースウェインもあっちのブルースウェインもバリーアレンにやんわりやめとけとしか言わないしそれがとても大人に見えたのだった。
結局バリーアレンは自分の思い出のなかに母親がいる現世を納得するまでに成長を遂げるわけだが、彼のいってみればわがままによる時代遡行で世界がぐちゃぐちゃになってしまったわけである。かんがみれば自分でひきおこして自分でまとめる話だった。とはいえ新旧スターが顔見せするメタはやっぱり楽しかった。
アンディムスキエティ監督はホラーのmamaで注目されITで立身した。WBは次々と気鋭の監督にしごとを振っているがDC作品やマーベル作品というのは巨大プロダクト過ぎるので監督の色が出るわけではない。だけどできない監督には振らないのでやっぱり王道な仕上がりをする。毎度ながらDCやマーベルのクオリティ保証はすごいと思った。
あとバリーアレンの与太友にDerry GirlsのSaoirse-Monica Jacksonがいたのがよかった。
出せばいいってもんでもないけどラストはグー!
正直スーパーマンは顔見せだけで終わってるのがなあ。やっぱ、フラッシュはドラマ版の人も出すべきだったよなあ。
とはいえ、ラストのジョージクルーニーはグッときたね!マイケルキートンはスパイダーマンでは悪役やったりと大変だったね。でもそしたら、クリスチャンベールも出して欲しかった。
スーパーガールもドラマ版とリンクさせた方がよかったような、、、
内容的には、マルチバースの世界はみんな死んでお終いなの?その世界線をおさえたのは少しモヤモヤ。
トマトの缶詰一個で人類滅亡まで世界が変わるのに、トマト缶の列を変えてバッドマンが変わるだけってのも、まあご都合主義かな?
マルチバースのバリーがアホすぎる設定なのもなあ、ちょっとわざとらしい。
でも、物語としては面白かった!
あ、あと、アクアマンはやっぱり悪役にしか見えない。このタイミングで「ワイルドスピード」に出たのは賢明だったのかな?
頼れるフラッシュ誕生!
MCUにかかりきりだった所、ようやくDCUも最新作に追いついた。
映画としてとても満足度の高い作品で、スーパーマンやバットマンに見た目も魅力も劣るフラッシュが最初から最後まで主役で、バリーの成長に入り込むことができた。ジャスティスリーグの中だと頼りないお喋り野郎だが、もう1人のバリーと一緒にいるととってもしっかりしている。人の成長って、環境の中の相対的な立ち位置で変わるものだなあと。それをとても上手く描いていたと思う。
母のいるバリーと母を失ったバリーの対比がまたなんとも楽しいような辛いような。
DCUとMCUのマルチバースは若干の設定が異なることも理解できた気がする。
MCUではタイムトラベルをして他の時間軸に影響を及ぼしても、自分の時間軸に変化はない(バックトゥーザフューチャーを否定した内容)。つまり過去を変えるとその時点から自動的に他の未来が分岐し、マルチバースの世界が1つ増えるといったイメージ。
一方DCUでは、過去を変えると現在とそのもっと過去にも影響を及ぼす。つまり時間軸の分岐は未来方向だけでなく過去方向にも進み、同時にあるべき現実の時間軸にも影響を及ぼしてしまうようである。
要するに、DCUの方がMCUよりタイムトラベル、マルチバースの設定が厄介ということがわかった。
実際、過去を変えて現実に戻ってくると、ブルースウェインが別人(ジョージクルーニー)になっていた!
ベンアフレックのバットマンが大好きだったので、今後は俳優交代?と少し寂しい気持ちにも。
ポストクレジットシーンでアクアマンはそのままであることがわかったので、スーパーマンやワンダーウーマンもそのままだよね?(そのままであって欲しい。ただガルガドットが好きなだけ。)
とにかく、フラッシュがDCUをいい感じに掻き回してくれたおかげで、今後も期待できるジェームスガンのDCUという感じ。そしてマルチバースやタイムトラベルの設定も明らかになり、DCUを理解する上でとても重要な作品となったと思います!!
今作初登場のスーパーガール、これだけでは勿体無いくらい素敵でした。
マイケルキートンのバットマンもとてもよかった。MCUでもDCUでも羽を着けて飛ぶ唯一の俳優ですね笑
No. 1282
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