「ささやかな幸せを感じました」ちょき chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)
ささやかな幸せを感じました
ロケ地になった和歌山での先行封切で鑑賞
書道教室をしていた妻を病気で亡くした美容院を自営している40男と、小学校の時その書道教室に通っていた盲学校の寄宿舎で暮らす18歳の少女のお話 とある事故で失明をした少女が慕っていた書道の先生に電話をするところから物語は始まります 妻は既に亡くなったことを美容院の男は伝えますが、妻の大切な教え子であった10年前を懐かしみ、少女は弱視の友人と共に男と「再会」します 少女の身の上を知ることで、亡き妻への思いを強くする男ですが、卒業すれば寄宿舎を出るしかない障害を持った少女に対して、男は何ができるのか悩みます
例え妻の教え子であっても、40男と高校生が一緒にいる姿に対して周囲はあれこれと詮索します しかし「自分が決断しなければ」という思いが、ラストちょっと泣くけど幸せにしてくれます
12月以降全国公開で、東京はレイトショーのようですが、おとなも学生さんにも観て欲しいな そして18歳くらいの子どもたちが障害があろうがなかろうが将来に悩む姿を感じました
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