「これぞヒトラーの恐怖だ!」帰ってきたヒトラー Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞヒトラーの恐怖だ!
オリバー・マスッチというドイツ人俳優が、ヒトラーを演じる。
単に「ヒトラーに似ている」俳優ならたくさんいた。
私が見た中では、『ヒトラー 最期の12日間』でヒトラーを演じたブルーノ・ガンツは、憑依的怪演だった。
本作のヒトラーは、ホンモノ感はない。
だからこそ、説得力がある。
つまり、ヒトラーが転生するまでもなく、ヒトラーに類する主張をおこなえば一定の国民が、再び催眠にかかったように支持してしまうのではないか?
そんな恐怖がユーモアたっぷりに描かれている。
やはり、アドルフ・ヒトラーは死んでもなお、人々を警戒させる、そんな怪物であることに間違いないのだ。
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