「狼女Danishだね!」獣は月夜に夢を見る マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
狼女Danishだね!
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起承転結の『転』までは、予め題名から理解できるけど、きちんと『承』の部分が説明されぬまま『転』を迎えてしまっている。つまり、映画は結末のみが気になる映画になっている。そして、それが
その後の事を全く考慮しない出鱈目な話にしてしまっている。だから、
主人公の女性に全く感情移入出来ない。主人公ばかりでない。全ての登場人物が出鱈目な奇行を繰り返し、起こるべくして起こる事件に過ぎない。まぁ、男から見た女性に対する男社会の矛盾点をアイロニーしているのかも入れないが、こんな出鱈目な話でなくても、デンマークと言えば『ハムレット』であり『尼寺へ行け』と恋い焦がれる『オフィリア』を破滅に追いやる様な男社会。そう言った伝統は中世の時代の作品で理解出来ているハズだ。こんな作品で改めて説明されぬとも、女性は男に虐げられている。しかし、デンマークって、本当にそんな国なのだろうか。自虐的過ぎる。
日本人には理解出来ないだろうな。だから、カンヌ国際映画祭取れても不思議無いと思うよ。
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