「「女子篇」よりもやや怖め。異色の青春ホラー映画!!」ドロメ 男子篇 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
「女子篇」よりもやや怖め。異色の青春ホラー映画!!
【賛否両論チェック】
賛:〝ドロメ”を始めとする様々な恐怖に襲われながらも、〝誰かを好きになる”という気持ちに正直になろうとする主人公の勇姿が、遊び心満点に描かれていく。「女子篇」との絶妙なリンクも秀逸。
否:話そのものは荒唐無稽で、ツッコミ出すとキリがない。また、本作だけではどうしても謎の一部は残る。グロシーンもあり。
〝とある理由”から、女子と距離を置くようになってしまった主人公が、初恋の人と意外な形で再会し、〝ドロメ”というバケモノに遭遇しながらも、自分の気持ちに素直になって立ち向かっていく姿が、爽やかかつコミカルに描かれていきます。〝エロ画像”のシーンなんかは、ホラーなのに思わず笑ってしまいます(笑)。
そして何といっても、この作品の最大の魅力は、「ドロメ 女子篇」とのリンクです。同じ事件を前にして、本作では颯汰達男性陣からの視点が描かれていますが、「女子篇」では同じ時間軸で、小春達女性陣からの視点が描かれているので、意外なシーン同士が繋がったりします。そうした対比によって、物語が何倍にも面白くなります。どちらかというと、「女子篇」を先にご覧になった方が、
「ああ、そういうことだったのね!!」
と、納得出来る部分が多いかと思います。
勿論本作だけでも楽しめる作品ですが、折角ですので「男子篇」「女子篇」両方ご覧になって、見比べてみるのをオススメします(笑)。
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