劇場公開日 2016年6月18日

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好きにならずにいられないのレビュー・感想・評価

全77件中、1~20件目を表示

5.0自由で孤独、共感した。

2025年11月11日
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鑑賞方法:VOD

人と同じでなくてもいい。自分の好きなものを自分の趣味に没頭できる時間。自分の優しさを発揮できる人がいることお礼とかありがとうの言葉、求めないいさぎよさ。
フーシを見習って、自由に孤独に、自分らしく生きたいと思った。

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mama

4.5アイスランドの純文学

2025年11月10日
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鑑賞方法:VOD

好きにならずにいられない(Fúsi)
──孤独と優しさの閾値をめぐる私的考察

ベルリン国際映画祭やトライベッカ映画祭で賞を受賞したアイスランド映画『好きにならずにいられない』
原題は「Fúsi」、主人公の名前そのものだ。

43歳、独身、太った巨漢でハゲ頭。趣味は戦争のジオラマ、特技は機械操作。毎日同じことを繰り返し、職場ではいじめを受けても知らん顔でやり過ごす。
彼の生き方は、現代社会では「何もしない」という選択に見える。

何もしないことは悪なのだろうか?
親は「自立」を迫り、同僚は陰口を叩く。
自立という言葉は、いつの間にか正義のマストになってしまった。
フーシの母も、夫を失ってから恋人と暮らしながら、息子の自立を望むが、子離れできない寂しさを抱えている。

そんなフーシの前に現れるのがシェヴン。
彼女は嘘をつく。
花屋で働いていると言いながら、実際は清掃会社を無断欠勤している。
なぜ嘘をつくのか?
それは、捨てた夢を夢のまま持っていた方が「いい人」に見えるからだろう。
彼女の心には孤独が巣食っている。
孤独を愛してしまった人間は、その殻を破ることが怖い。だから「一緒に住みたい」と言いながら、引っ越し当日に「やっぱ無理」と告げる。
別れの言葉だ。

ここで私は考える。
フーシの優しさは、どこまでが優しさで、どこからが自己犠牲なのか?

鬱でトイレに籠る彼女を世話し続ける彼。
「君を喜ばせたかった」という言葉は、誰もが共感できる。
しかし、誰にも閾値がある。
フーシの懐は、真似できないほど大きい。

やがて、フーシは決定的な学びを得る。
職場でショーガールとの性行為を強要されそうになったとき、初めて力で拒絶した。
受け入れられることと、受け入れられないことがある。
それは人それぞれだ。
フーシは、シェヴンの孤独という絶対領域を犯せないと悟る。
そして、彼女に元お菓子屋の空き店舗をプレゼントする。
それは映画「あの娘は知らない」のサンダーソニアに込めた花言葉の祈りのようだった。

二人で行くはずだったエジプト旅行。
フーシは一人で飛行機に乗り込む。
アイスランドの寒さから灼熱の砂漠へ。
離陸の瞬間、彼は微笑む。

他人を変えることはできない。
しかし、自分を変えることはできる。
この映画は、その普遍的な気づきを、私にそっと差し出してきた。

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R41

4.0恋で人は変わる

2025年11月3日
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鑑賞方法:VOD

巨漢で童貞でマザコンでオタクのフーシ。職場では体のことでバカにされ女に無縁の冴えない男が人を好きになり自分の殻を破る成長の話し。好きな女の為につくす彼はなんて優しい男なんだ。フーシがだんだん良い男に見えてきて、逆に彼女に苛立った。その気にさせておいていい加減にしろよ フーシにはこの経験が財産になって次はもっと良い恋愛ができると思う

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ゆうき

3.0思い通りにいかないから やさしくいたい

2025年10月31日
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悲しい

思い通りにいかないから
やさしくいたい

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いのしし

3.0じわじわ

2025年9月3日
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鑑賞方法:VOD

主人公フーシは見かけは太くてオタク気質だけど、とびきり優しい奴。職場の同僚や近所の人がきつい対応を後日謝罪しても「気にするな」と一言。情緒不安定でコロコロ対応が変わる彼女にも常に優しく接していました。

一方で友人やラジオDJ、タイ料理屋の主人、彼女の代わりに働いた職場の人たちが彼に好意的に接してくれます。
その彼らのフーシに向ける行為が彼の人間の器量の良さを極わだせていきます。特にいじめられるんじゃないか、そわそわして、パブでまさかビールを奢られる時の拍子抜けした表情はかわいかった笑 フーシの仕事ぶりがみんなに評価されたんだぞ、っつぶやいちゃいました。
見返りなんていらない、フーシの優しさに「じわじわ」させられた佳作でした。

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ねじまき鳥

3.0感想メモ

2025年7月13日
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ヒラめ

5.0その献身的な愛情ってどこから湧き出てくるんだろうって思った。 愛す...

2025年7月12日
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鑑賞方法:VOD

その献身的な愛情ってどこから湧き出てくるんだろうって思った。
愛する人のためにものすごく大事にしてた物も投げうったのに報われないのは心が痛くなった。
けど、恋愛に限らず人生にこういうことはままある。
それでも1人で旅に出るのが人生だなー。

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原っぱ

2.5救いが無い

2025年7月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

おすすめに出てきたので鑑賞。さえない主人公が最後にハッピーエンドで終わるかと思いきや何だか救いの無いラストになって終わった。優しいフーシには幸せになって欲しかったが鬱病のパートナーと幸せになるのが如何に難しいかリアルに描写していて辛くなった。

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ケイゾク

3.5心優しき道化

2025年7月6日
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鑑賞方法:その他

泣ける

悲しい

幸せ

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Yy

4.0フーシは一見甘やかされて育ったただのマザコン

2025年7月4日
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Giovanni

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月22日
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まゆ

3.0きっと何かが待っている!(いい意味で)

2024年4月22日
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スパチカ

3.5フーシを幸せにしてあげて欲しかった🥲

2023年7月15日
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フーシを幸せにしてあげて欲しかった🥲

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kyoncha

3.0途中ちょっと寝た

2023年6月13日
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鑑賞方法:VOD

劇的な展開もなく淡々と進行していく。
不器用な中年男の恋は一途で
世俗にまみれた周りがくだらなく見えるほどだ。

しかし映画だからいい話として観てるけれど
これ実際に思われる女性の立場で考えると怖いわ。

北欧の作品にありがちな淡々と進んでいくペースに
正直途中で眠気に襲われた。

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ひよこまめぞう

2.5ぬるま湯のまま終わった感じ

2022年11月11日
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鑑賞方法:VOD

私的には盛り上がる展開がなく、後半おやおや?あらあら…それでと思ったらエンドロール
好きな人は好きなんでしょうね。

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きなこ

5.0余裕がなくなったら何度でも観たい

2022年8月28日
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この映画を観終えたあとにいちばん強く芽生えた感情が「人にやさしくありたい。」でした。

自分自身、余裕がなくなったときについ周りの人に不機嫌な態度をとってしまうことがあります。
でずがこの映画の主人公フーシは何があっても絶望せずに不器用ながらも前進していく姿勢に感銘を受けました。

自分の人生に価値を見いだせなけなっている人、嫌なことが多くて落ち込んでいる人、不安を感じやすい人には是非オススメします。
ぼく自身も何度でも帰ってきたいバイブルのような作品でした。

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リウキ

4.0I like his smile

2022年5月10日
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StarbucksEnthusiast

4.0観終わった感想は、セリフめっちゃ少な!! でした。

2022年5月1日
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syuntoki

5.0クッションシールドのような愛

2022年1月19日
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鑑賞方法:VOD

愛情とは、全身を包む柔らかいクッションシールドに例えることができる。
近くにいる人間を傷つけることなく守り、 自分自身も守るからだ。
時には、その柔らかさに甘えるために、人が近づいてくることもある。

 しかし、クッションシールドのような愛情を持つ者は少ない。
なぜなら、その愛情は、作るのも保持するのも難しいからだ。
我欲が邪魔し、愛情はすぐに冷たい欲望の薄皮になってしまうのだ。

主人公を取り巻く人たちも、 うまく愛情を持てない俗物ばかり。 見た目の冴えない主人公に同情や蔑みを投げかけるが、 実際は、 彼の愛情にもたれかかって甘えているに過ぎない。

 主人公のふくよかで立派な体格は、彼の愛情の柔らかさを象徴している。 なんでも作ったり直したりできる器用さは、 彼の愛情を生み出し続ける能力を暗示している

クッションシールドのような愛があれば、温かく生きていけるのだ。
そんな生き方の見本を見せてくれる、良質な一本である。

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Garu

4.0隠れた名作

2021年12月3日
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鑑賞方法:VOD

繰り返すだけの、先の見えない毎日が頭っから見て取れる日常。
少し陰鬱なこの作品。楽曲や音楽が実にうまく挟まれていて、作品にすごくフィットしているんです。
主人公は気の優しいホビーマニア。自分もそっち側なんで何だか気持ちが良くわかるんですね。
そんな中でも踏み出す彼のその一歩は素晴らしい。
ダンス教室で知り合った彼女のリクエストは「アイランド・インザ・ストリーム」、服装も顔立ちもカントリーな彼女にはピッタリでした。
ダンスに触れ、外の世界を見ようと決めて、恋をして、どんどん新しい世界に歩み出すフーシ。
光が差したと思ったらすぐ陰ってしまう、ひたすらこれの繰り返し。
それでどうしても彼から目が離せないんですね。
そうして楽しみにしていた旅行は、ため息と共に終わる少し寂しい物語。それでもネガティブな部分だけでなく、楔のように深く心に刺さる作品でもありました。
隠れた名作です。

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白波