好きにならずにいられないのレビュー・感想・評価
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きっと何かが待っている!(いい意味で)
外見のこともあり(太っていてうだつが上がらない感じ)、積極的に外の世界に踏み出すことができない主人公。しかしあるきっかけを元に、女性と出会い変わっていく。
彼女のことを好きになっちゃうわけだけど、その女性はめちゃくちゃ情緒不安定。
関係がうまくいかず、傷つけられてしまう。
ハッピーエンドは提示されていないけど、外の世界に飛び出せば、いろんなこともあるかも知れないけれど、その方が絶対いいよ。
きっと何かが待っている!(いい意味で)
途中ちょっと寝た
劇的な展開もなく淡々と進行していく。
不器用な中年男の恋は一途で
世俗にまみれた周りがくだらなく見えるほどだ。
しかし映画だからいい話として観てるけれど
これ実際に思われる女性の立場で考えると怖いわ。
北欧の作品にありがちな淡々と進んでいくペースに
正直途中で眠気に襲われた。
余裕がなくなったら何度でも観たい
この映画を観終えたあとにいちばん強く芽生えた感情が「人にやさしくありたい。」でした。
自分自身、余裕がなくなったときについ周りの人に不機嫌な態度をとってしまうことがあります。
でずがこの映画の主人公フーシは何があっても絶望せずに不器用ながらも前進していく姿勢に感銘を受けました。
自分の人生に価値を見いだせなけなっている人、嫌なことが多くて落ち込んでいる人、不安を感じやすい人には是非オススメします。
ぼく自身も何度でも帰ってきたいバイブルのような作品でした。
I like his smile
This movie is nothing like the Japanese posters; there are no scenes of comedy, but the bleak reality of life catching up.
This man, with a sufficient job and a good friend who shares a common hobby, isn't "grown" enough to be accepted as normal in the current society. He has a heart like no other, but its pure selflessness comes of inexperience and being cut off from the social world; which to many, is not a act of a "grown person."
Though I can see how he does not share the common acts or mental answers one might have for such situations portrayed in the film, I felt his act of kindness towards the heroine and her illness was not an easy decision. It was like an excellent show of his state of heart, when his act felt like it came of pure kindness of immaturity, and helplessness of maturity combined.
Then again, we only get a moment of relief from the bleak reality, as his kindness is returned in vain. This really added to the "reality." cause in reality, things are too hard to simply blame someone but the situation itself.
I enjoyed how in the end, he was able to exit his repetitive life and enter a voyage with a worrying grin.
観終わった感想は、セリフめっちゃ少な!! でした。
予算の関係で、エジプトから帰ってくるところがカットされたようですが、その後が気になります。主人公フーシの日常が細かく描かれていて、冒頭から面白味のない、判子で押したような毎日を過ごしている様子がうかがえます。詳細は言葉で表現されていませんが、おそらくヒロインのシェヴンは躁うつ病なのかなと思って観ていました。
母としても女としても生きたい母親、容姿や性格を悪ふざけとは言えないレベルでいじり倒す職場の同僚や、変質者扱いする周りの住民たち。義父になりそうだった男はさっさといなくなるし、つくしまくった彼女にはどんでん返しを食らうし、フーシは思い切って踏み出した一歩でも散々な目に合います。でも、恨まない、憎まない。
フーシには良き友人モルドゥルがいて、異も唱えず、助言もしない(笑)。ただ、フーシのそばにいて助けてくれる。この存在に、本当に救われます。シェヴンが病んでいる間、フーシが彼女の職場で代わりに働きますが、そこの職場の仲間が多国語で悪口を言っているのかと思いきや、ゲームバーに誘ってくれる相談だったとか、別れの際には仲良く杯を交わすシーンなどもあって、日常(正規の職場)と非日常(シェヴンの代わりに行っていた職場)との対比が面白かったです。
終盤、彼女に内緒で店舗を借りて、改装して鍵を郵便受けに……というのは、さすがにやりすぎではと思いましたが、きっとエジプトから戻って来ても甲斐甲斐しく彼女の面倒を見ていそう。だけど、フーシには幸せになって欲しいなぁ。
クッションシールドのような愛
愛情とは、全身を包む柔らかいクッションシールドに例えることができる。
近くにいる人間を傷つけることなく守り、 自分自身も守るからだ。
時には、その柔らかさに甘えるために、人が近づいてくることもある。
しかし、クッションシールドのような愛情を持つ者は少ない。
なぜなら、その愛情は、作るのも保持するのも難しいからだ。
我欲が邪魔し、愛情はすぐに冷たい欲望の薄皮になってしまうのだ。
主人公を取り巻く人たちも、 うまく愛情を持てない俗物ばかり。 見た目の冴えない主人公に同情や蔑みを投げかけるが、 実際は、 彼の愛情にもたれかかって甘えているに過ぎない。
主人公のふくよかで立派な体格は、彼の愛情の柔らかさを象徴している。 なんでも作ったり直したりできる器用さは、 彼の愛情を生み出し続ける能力を暗示している
クッションシールドのような愛があれば、温かく生きていけるのだ。
そんな生き方の見本を見せてくれる、良質な一本である。
隠れた名作
繰り返すだけの、先の見えない毎日が頭っから見て取れる日常。
少し陰鬱なこの作品。楽曲や音楽が実にうまく挟まれていて、作品にすごくフィットしているんです。
主人公は気の優しいホビーマニア。自分もそっち側なんで何だか気持ちが良くわかるんですね。
そんな中でも踏み出す彼のその一歩は素晴らしい。
ダンス教室で知り合った彼女のリクエストは「アイランド・インザ・ストリーム」、服装も顔立ちもカントリーな彼女にはピッタリでした。
ダンスに触れ、外の世界を見ようと決めて、恋をして、どんどん新しい世界に歩み出すフーシ。
光が差したと思ったらすぐ陰ってしまう、ひたすらこれの繰り返し。
それでどうしても彼から目が離せないんですね。
そうして楽しみにしていた旅行は、ため息と共に終わる少し寂しい物語。それでもネガティブな部分だけでなく、楔のように深く心に刺さる作品でもありました。
隠れた名作です。
事情がわからん
原題はフーシ、だよね?
「好きにならずに〜」というのはどうかな、と。邦題が嫌いにならずにいられないのだが。
ま、それはおいといて。
アイスランド映画、初めてかも。言葉がさっぱりわからない。
気候はかなり厳しいのは伝わってきた。とはいえ、住民は慣れだものなんだろうね。
出会いがダンス教室というのはありがちかな。でも何だかんだちゃんと行くところが素直なフーシさん。
見た目はいまいちでも、人付き合いは不器用でも手先は器用。なんといっても繊細で優しくて好感が持てる。
対する彼女の方は…キュート?な感じで、ナイスバディかもしれないが、あの振り回し方はなんなのか?
事情がわからなくて、ただフーシを振り回す勝手な女に見えてしまう。
母親離れ出来ない息子みたいに彼女から責められたけど、出会いをけしかけたのは子離れできない母親(彼氏とだけど)だったのでは?けしかけといて、うまくいきそうになると文句言うのか?
しかししかーし!一番わからないのは、晴れの引っ越しの日の「まだダメ」ってどゆこと?はぁ?でしょ。わけわからん。
フーシ、そこは理由を聞こうよ。
それでも彼女のために店(これが可愛いのだ)を改装し、鍵をそっと渡し、飛行機に乗り外への一歩を踏み出す。はい、めでたしめでたしって。
え?最後まで、彼女の過去?傷?事情?わからなかったんですけど。
アイスランド映画、難しいっす。
誰も成長しない話
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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ポスターを観た時はコメディー映画なのかな〜と思ったのだけど
ああ、何と悲しい映画だろうか〜。
途中まではとても良かった!
始めて女性と接する童貞男のためらいや淡い期待が
画面の中に溢れてて、ワクワクし、思わずフーシ、頑張れ!
と呟きそうになった。
大男で、見た目は全く冴えないけど
大事にしている戦争ゴッコのおもちゃが
丁寧にパッキングしてある様子や
同僚の車のエンジン音だけで調子を聞き分けるなど
本当はとてもとても繊細な男である事が解る。
料理だって出来るし大工仕事も起用にこなす。
なんでも出来る男なのに
優しくする事しか出来ない彼は最後まで優しさしか見せない。
自分の立場が悪くなっても言い訳も出来ない〜〜
そのせいで、犯罪者扱いされてしまう。
優しさ故にストーカーまがいの事をやらかす辺りから
ヤバイんじゃね?と言う空気が漂う。
優しい事は大事なのだけどもう一歩進んで、
時には強くなって何かを動かせなければ、優しさの意味が無い。
正に「強くなければ生きて行けない。
優しくなければ生きてう資格がない。」
レイモンド・チャンドラーの名言の通り。
ヒロインが途中から完全に思考停止してしまい
全く魅力が無くなって、単なるぶち切れ女に成り下がる。
そこも、入り込めない所なんだけど
この映画の様な「男は黙って〜〜」みたいな終り方が
カッコ良いと思ってる事自体が男性目線の映画なんだよな〜〜
女にとっては、「優しいだけの男」では、ダメなんだよ…
みんなフーシを好きになる
いじめられるシーンのインパクトが強いけど
いつもそばにいる友人
ラジオのDJ
自分のことを好いてくれてる女の子
タイ料理やの店主
と、彼の本質を見抜いてくれてる人の存在を
さりげなく入れている事で
物語の深みがでている。
どんよりとしたアイスランドの天気の中で
太陽を求めてエジプト旅行を、計画したり
彼女のためにラジオにリクエストするところがとても
可愛いかった。
恋は実らなかったけど
外にでる勇気をもらって彼の今後は静かに変わるのだろうなと希望がみえる作品
この映画で何を伝えたかったのかわからない…
パッケージが好みだったのでレンタルしましたが後悔しました。まじで何を伝えたかったのかわからない。
話の流れもよくわかりませんでした。女の子が重要人物になるかと思ったのに途中でフェードアウト。
時間を無駄にした気がします。
『好きにならずにいられない』
邦題『好きにならずにいられない』は、「この映画を観た人が、フーシを——」と捉えると正しいのではないかと感じました(「主人公フーシが、ヒロインを——」ではなく)。
私はフーシのことを好きになりました。
アイスランド映画って初めて見たと思う
あまりにもレビューの評判が良いので安心して視聴。
なるほど、こういうのは「好きだわー」って自信持って言える類のものだ。
高緯度の国アイスランド。
イギリスの更に北の方にぽつんと浮かぶ島。
(デンマークと交流があるんだなあ、合作という事は。
調べたら、しばらくデンマークの統治下にあったと判明)
当初、聞いた事もない言語で、いったいここは何処だろうと思いながら、寒そうな町を眺めた。
淡々とした映像に、突然挟まる母親とボーイフレンドの性行為。
成長出来ない高校男子以上に成長してない四十男。
ジオラマ作って戦争ごっこしてる。
振り回す方の彼女はもう詐欺罪レベルのメンヘラぶり。
主人公フーシに思い入れを持てば、かなり許せないんだけれど
フーシの友人は、何も言わずに彼を手伝う。
散らかった彼女の部屋を片付け食事を作り、彼女の代わりに仕事して、(挙句に仲間も出来る。)
悪気がなければ
そして、病んでいるのだから
許せる? いやいや
ゴミ女呼ばわりする母の気持ちは少しわかる、のに
初めての彼の恋を、喜ばしいと思う友人の気持ちがあたたかい。
主人公のインタビューで
当初、エジプトには行く予定だったが予算の都合でここで終わったとあった。
監督側の話だと、そこはいらない となったと。
この物語は完全なあてがき で、彼が受けないなら作らなかった映画だったとあった。
映画の手法としては、説明的な部分は全て省き
完結にストーリーが進む心地よさがある。
確かにエジプト行きがなく アイスランド国内で完結している良さはある。
誰もが言う 日本国内向けのポスターは間違っていると思う。この映画の解釈をしてなお このポスターにしたのなら
日本の映画ファンをわかっていない。侮り過ぎです。
もちろん題名も。
もうちょっと何とかならなかったのか?
メンヘラ
見た目は決してよくない心優しい大男の話、メンヘラ女との出会いで変化していく。
うーん、パッケージだけみたらコメディだけどハートフルな感じを想像してしまうがひたすらに暗い。
いい話なのはわかる、ラストも少しだけ希望がある。でもさ、物語なんだからせっかくなんだしハッピーエンドは欲しいなぁ。
あんなに優しくしてしまって本当にただのいい人で終わってしまうのはなぁ。
でも、周りには恵まれているよね、友人?だかなんだかは文句も言わず引っ越しの手伝いしてくれたり、タイのお店の人も優しい気遣いだったりはよかったなぁ。
職場の人もなんだかんだよい人らでね。
まあ、話が地味すぎてもったいないです。
アイスランド映画いいな
個人的には好き。
劇的なストーリーじゃないけど、日常の変化ってこんなことでも大きい。
新しい人との出合いが自分を変えていく。
フーシの元の生活も悪くないと思う。
淡々と仕事をこなし、
趣味に没頭し、
ルーティンを大事にし、
ちょっと面倒な親を相手にする生活。
大人なのに奥さんがなんでいないの?
わからない。
ここのやり取りが好き。
ラストに少し口角が上がるのを見てホッとした。
フーシよかったなと思うし、変化していく姿を見習いたい。
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