はじまりへの旅のレビュー・感想・評価
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転落
大人になると子ども以上に「引き際」を逃しがちというけれど…。
なにごともやりすぎるとコメディやホラーになってしまいますが、
まさにそのような生き方をしているファミリー。
勝手な印象で森→都会へと生活拠点を変えて戸惑う家族再生モノかなぁとか思ってたんですけど、
いろんな意味で予想と異なってました。
“ウェス・アンダーソンっぽい”のはビジュアル(色)だけで、
話とかはそんなことないなぁと思いました。言うほど観てないですが…。
最初のほうは世間とのズレが笑えていて、
どうしてこんなことしているんだろう?
なんて興味しんしん丸だったんですけども徐々に笑えなくなってくる始末。
ゴロゴロと転落…を見守り、沈んで浮かんで…
うん、ラストシーンの余韻はホントよかったぁ~。
お父さん役のヴィゴさん、ひげ剃ったらイケメンすぎてびっくりした。
いや知ってましたけど。ギャップで。
お父さんは現状維持派の人なので話を転がすのは子どもたちですけど、
長男と次男、ふたりは演技も含めていい。
比較して、長女次女のふたりは思春期ながらあまりにも染まりすぎてて
違和感がありすぎるので、次男の役割をどちらかに譲ればよかったのにとは思いました。
三男(だったかな?)がお父さんにセックスについて聞いて~
からのプレゼントのくだり、あれはウケてた。声出しちゃって恥ずかしい(/ω\*)
となりのおばさんもヴィゴの下半身に大喜びだったけども!!笑
桐谷さんに会いました
●意外とリアルでパンクなお話。
なかなか楽しい作品だ。
築き上げてきた世界をあっさり捨て去る強さ。
'Sweet child o’ mine’の選曲センス。
その流れからの空港での’Goodbye mammy! ’。
愛がある。粋である。
なかなか考えさせられる作品でもある。パンクだ。
人は食えれば生きていける。会社にこびなくても。
学校教育は現代社会に適応した人間を量産するけど、個性をつぶす弊害もある。
そう思っても、なかなかあそこまで実行できないけれど。
一方、彼らの教育の問題は社会性の欠如だ。社会性がなければ進化はない。
次男奪還作戦は、現代人の我々からすれば結果がみえたけど、彼らはそれに気付かない。
息子たちの葛藤と反抗は、実は夫婦の教育の成果なのかもしれない。
自ら考えるという教育を受けた彼らが出した答えというか。
さらにラストがすばらしい。この家族の進化の結果なのだろう。
社会に屈服するのではなく折り合う術をみつけた、とみるのは拡大解釈かもだけど、なかなか心地よい。
ファンタスティックとは
信念がいつしかひとりよがりになってしまった時、大切な人の死によって問題提起され、多くの葛藤や疑問を経て、成長していく家族の物語。「ルーム」とはまた違う、社会との断絶と許容。この映画の原題は「キャプテン・ファンタスティック」。ファンタスティックには「素晴らしい」とか「優れた」という意味に加え「風変わりな」とか「奇怪な」といった意味もあることに、家族のキャプテンである父親の普遍的価値を賞賛するような物語だと感じました。静かな感動と切なさがありました。最後にある人の火葬を行いながら家族全員で唄うシーンは、とても美しかったです。
子供の人生は親がかなり握っている
ハチャメチャだけど、おもしろい。
非現実的過ぎて、、、
21世紀のヒッピー家族
散骨
この題名、この曲、この歌詞部門 今年のベスト1
深く、幸せな映画
体が求めていた映画
気持ちは解るが呑み込めない
多くの方が書かれている通り、お父さんの教育方針について
様々な感想を語りたくなる映画であり、そこが本筋の話。
だから、本筋と関係ない枝葉に
突っ込みを入れるのは、お門違いなのを重々承知で、
それでも、どうしても女として呑み込めなかったのは
そもそもこの一家が山奥暮らしを始めた理由が、
現代社会への批判は勿論だけど、何より1番はお母さんの心の病に
良かれと思って農園から更に人里離れた山奥暮らしを始めた。
と、亡くなったお母さんの親に告白していた訳で、
人の心は難しいけど、そんなに重い心の病いの人が
6人も子供を産めるものだろうか?
そこのところがやっぱ呑み込めなくて、
途中はちょっと乗れなかった。
現代社会と山奥暮らしの子供達のギャップは充分面白いし、
子供達の中にも、このお父さんの教育方針に
疑問を持つ子も出て来て、そこは、納得できる部分でも有るので
面白く観れたと思う。
兎に角、子供のいる人には観て貰いたい映画です。
学校の意味って(笑)
つくづく教育って、教育者を超える知識は得られないんだなと実感できました。部活も指導者が変わると強くなったり弱くなったり…、あの論理と一緒ですね。
お父さんもすごく頭いいだろうに、学校行かなくてもいいっていう発想で、あそこまで子供達を伸ばせるんだから、教員必見の映画では?
学校って何を教えるべきなんだろうと、強く考えさせられたし、翻って日本では文科省がいちいちうるさいなぁと思うこともあって、果たして英語力が足りなくてなんだっつーの?と思ったりして、私はこういう教育もあり派です。
笑って泣けて、知的に問題意識を与えてもらえた、素晴らしいエンターテインメントを堪能できました。
最初の汚さ、レベナント再び?と心配したけど、かわいすぎる子供達でよかった(笑)。この中から、誰がスターになるのかな?
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