はじまりへの旅のレビュー・感想・評価
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転落
大人になると子ども以上に「引き際」を逃しがちというけれど…。
なにごともやりすぎるとコメディやホラーになってしまいますが、
まさにそのような生き方をしているファミリー。
勝手な印象で森→都会へと生活拠点を変えて戸惑う家族再生モノかなぁとか思ってたんですけど、
いろんな意味で予想と異なってました。
“ウェス・アンダーソンっぽい”のはビジュアル(色)だけで、
話とかはそんなことないなぁと思いました。言うほど観てないですが…。
最初のほうは世間とのズレが笑えていて、
どうしてこんなことしているんだろう?
なんて興味しんしん丸だったんですけども徐々に笑えなくなってくる始末。
ゴロゴロと転落…を見守り、沈んで浮かんで…
うん、ラストシーンの余韻はホントよかったぁ~。
お父さん役のヴィゴさん、ひげ剃ったらイケメンすぎてびっくりした。
いや知ってましたけど。ギャップで。
お父さんは現状維持派の人なので話を転がすのは子どもたちですけど、
長男と次男、ふたりは演技も含めていい。
比較して、長女次女のふたりは思春期ながらあまりにも染まりすぎてて
違和感がありすぎるので、次男の役割をどちらかに譲ればよかったのにとは思いました。
三男(だったかな?)がお父さんにセックスについて聞いて~
からのプレゼントのくだり、あれはウケてた。声出しちゃって恥ずかしい(/ω\*)
となりのおばさんもヴィゴの下半身に大喜びだったけども!!笑
桐谷さんに会いました
この映画を観に行った時、月曜から夜更しでお馴染みの桐谷さんに会いました。
話し始めると、たくさんの事を話してくれ、また一緒に写真を撮って下さり、
本当にいい思い出になりました!
映画の内容は好みが別れると思います。
面白いシーンは幾度とありましたが
ビミョーってのか正直な感想です。
渋谷のテアトル系列の劇場で観ましたが、イスがなんか変な感じ…しっくりこずに、ずっと気持ち悪い感じでした。
●意外とリアルでパンクなお話。
なかなか楽しい作品だ。
築き上げてきた世界をあっさり捨て去る強さ。
'Sweet child o’ mine’の選曲センス。
その流れからの空港での’Goodbye mammy! ’。
愛がある。粋である。
なかなか考えさせられる作品でもある。パンクだ。
人は食えれば生きていける。会社にこびなくても。
学校教育は現代社会に適応した人間を量産するけど、個性をつぶす弊害もある。
そう思っても、なかなかあそこまで実行できないけれど。
一方、彼らの教育の問題は社会性の欠如だ。社会性がなければ進化はない。
次男奪還作戦は、現代人の我々からすれば結果がみえたけど、彼らはそれに気付かない。
息子たちの葛藤と反抗は、実は夫婦の教育の成果なのかもしれない。
自ら考えるという教育を受けた彼らが出した答えというか。
さらにラストがすばらしい。この家族の進化の結果なのだろう。
社会に屈服するのではなく折り合う術をみつけた、とみるのは拡大解釈かもだけど、なかなか心地よい。
ファンタスティックとは
信念がいつしかひとりよがりになってしまった時、大切な人の死によって問題提起され、多くの葛藤や疑問を経て、成長していく家族の物語。「ルーム」とはまた違う、社会との断絶と許容。この映画の原題は「キャプテン・ファンタスティック」。ファンタスティックには「素晴らしい」とか「優れた」という意味に加え「風変わりな」とか「奇怪な」といった意味もあることに、家族のキャプテンである父親の普遍的価値を賞賛するような物語だと感じました。静かな感動と切なさがありました。最後にある人の火葬を行いながら家族全員で唄うシーンは、とても美しかったです。
子供の人生は親がかなり握っている
ひとつの子育て論としては、興味深いお話でした。
親として、子供に何を教え、何を見せるか、経験させるか、いかに親が子に与える影響が大きいかを実感させられました。
いやいや、それはないでしょ。と思う部分もあるのですが、後半は、そういった子育ての仕方もあるのかな?ある意味素晴らしい。と思いました。ただ、それを成し遂げられるのも自分がとてもできた人間であるがゆえ。ことどもためにもしっかりとした大人になろうと思いました。
ハチャメチャだけど、おもしろい。
「この世界の片隅に」を観に行った際に、予告で流れてから気になって公開されたら観に行こう思っていました。ようやく、熊本でも観れるようになったので行ってきました。
色々と葛藤しながらも、正しいと思う道を突き進むという、私には決して真似が出来ないが、すごいと感心した。
ただ、時々そのためなら法律を破っても良いみたいな所は、どうも共感出来なかった。
ハチャメチャな出来事が満載で、でも楽しく面白く、また考えさせられる良い作品だった。
非現実的過ぎて、、、
結局誰も幸せにならず、問題提起のみで終わってしまった。
多言語を習得し、人並外れた身体能力を身につけ、危険回避能力も高く…そんな子育てが出来る指導者って限られると思うのだけれど、この意外とハートフルなパパにそれを教えられるだけの器量があったのだろうかは謎のまま。
これ、どう見る?子育て世代。
21世紀のヒッピー家族
森の中で暮らす男とその子供達ヒッピー家族の話。亡くなった母親の葬儀に出るためはるばるアメリカ大陸を旅する途中のアメリカの荒野がとても美しい。物質に囲まれた生活を見直したくなるきっかけを、ユーモアたっぷりに与えてくれる良作。
散骨
本当にあれやっちゃうのは僕の好みでは無かったけど、基本的に最高だった。
兄弟みんなの魅力が凄い。
特に長男のサイドストーリーはどれも最高だったね。
“社会性”とはなんなのか考える映画でもあるし、青春ロードムービーでもあるし、もちろん家族をテーマにした映画でもある。
みんながよってたかって世の中を複雑にしているんだけど、その中のほとんどの人が善人だということ、だからこそ世の中が複雑になるというのを改めてかんじたね。
54
この題名、この曲、この歌詞部門 今年のベスト1
この点だけは今年のベスト級
スラッシュとアクセルの高音を抑えて・・・
♪Oh, sweet child of mine
Oh, sweet love of mine♪
Where do we go?
Where do we go now?
Where do we go?
Where will we go ではなく
Where shall we go でもない。
はじまりへの旅
家族の絆やなー
この点だけは今年のベスト級
深く、幸せな映画
とても考えさせられるとともに、心がきれいになった気がした。
父親の教育方針は、賛否両論あると思う。過剰なトレーニングと早すぎる勉強。父親の葛藤など、とても深いストーリーだった。
だがその反面、微笑ましい子供達の行動などとても楽しい、幸せになれる映画でもあった。
また、主演のヴィゴや、子供達の演技は素晴らしいと思った。年齢に応じて自分のことを深く考えるようになっている子供達、心の葛藤や、心情をうまく表現するヴィゴには圧巻。
そしてラストの素晴らしさ!このラストはとても爽快であり、心が温まる。
大切にしたくなる傑作。
体が求めていた映画
とても良かったです。
最近のシネコンでかかる映画はどれも面白いんだけど、テーマが自分の人生とは関係なかったり、映像技術力が全面に出てたりで、イマイチ心の底から「よかったー」って思えなかった。
でも「はじまりへの旅」は、まさしく体が求めていた映画。あらすじ読んだ時からそんな気がしてて、実際見てもそうだった。家族や恋人、友人との結びつきについて考えさせられるし、それが何より大切だって再確認させてくれます。
気持ちは解るが呑み込めない
多くの方が書かれている通り、お父さんの教育方針について
様々な感想を語りたくなる映画であり、そこが本筋の話。
だから、本筋と関係ない枝葉に
突っ込みを入れるのは、お門違いなのを重々承知で、
それでも、どうしても女として呑み込めなかったのは
そもそもこの一家が山奥暮らしを始めた理由が、
現代社会への批判は勿論だけど、何より1番はお母さんの心の病に
良かれと思って農園から更に人里離れた山奥暮らしを始めた。
と、亡くなったお母さんの親に告白していた訳で、
人の心は難しいけど、そんなに重い心の病いの人が
6人も子供を産めるものだろうか?
そこのところがやっぱ呑み込めなくて、
途中はちょっと乗れなかった。
現代社会と山奥暮らしの子供達のギャップは充分面白いし、
子供達の中にも、このお父さんの教育方針に
疑問を持つ子も出て来て、そこは、納得できる部分でも有るので
面白く観れたと思う。
兎に角、子供のいる人には観て貰いたい映画です。
学校の意味って(笑)
つくづく教育って、教育者を超える知識は得られないんだなと実感できました。部活も指導者が変わると強くなったり弱くなったり…、あの論理と一緒ですね。
お父さんもすごく頭いいだろうに、学校行かなくてもいいっていう発想で、あそこまで子供達を伸ばせるんだから、教員必見の映画では?
学校って何を教えるべきなんだろうと、強く考えさせられたし、翻って日本では文科省がいちいちうるさいなぁと思うこともあって、果たして英語力が足りなくてなんだっつーの?と思ったりして、私はこういう教育もあり派です。
笑って泣けて、知的に問題意識を与えてもらえた、素晴らしいエンターテインメントを堪能できました。
最初の汚さ、レベナント再び?と心配したけど、かわいすぎる子供達でよかった(笑)。この中から、誰がスターになるのかな?
アメリカ版、北の国から
黒板吾郎はみすぼらしいのに、ほぼ同じような生活を送っているヴィゴ・モーテンセンはなんてカッコ良いのだろう。児童虐待とも思える場面が無いわけでは無いが、家族のたたずまいもカッコ良いので許す。
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