「普通ってなんですか」はじまりへの旅 23さんの映画レビュー(感想・評価)
普通ってなんですか
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都会から離れ、自然の中で暮らす一家
一家の長ベンの元で自給自足の生活をする。
思想の根幹はアナキズム、権力や支配に異を唱える。
世俗的な事柄から離れる生活で子供たちの価値観は形成される。逃げない動物、太った民衆に違和感を感じる。
与えられた知識は広く深いが、限定的
時に議論を交え、年齢など分け隔てなく知識を共有するが、指導者は一人
序盤で娘の一人が「ロリータ」と言う本を読む。
一人の老人が少女に恋をする物語。
感想を聞くと、老人の視点から展開される物語は彼への同情を誘うが、彼のすることは許されることではなく嫌悪すると答える。
まさにこの映画を示す言葉
一般的な視点からは非常識である一家をメインに据えている。
ベンは妻を救うためにヒッピー的な生活を始めた。
当然子供たちは外の世界への興味を持つ。
彼らの信奉するチョムスキーはアナキズムにおいて、人間の自由の領域を広げるためにヒエラルキーの正当性を問うた。
二つの価値観を端的に観せることで、共感しない理解を提起する。
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