「試される絆の力!」スター・トレック BEYOND しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
試される絆の力!
「スター・トレック」劇場版シリーズ第13作。
「ケルヴィン・タイムライン」シリーズ第3作。
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
初っ端から大惨事やないかい!!!
まさかのエンタープライズ号撃沈で、これからいったいどうなんのよ? ―とハラハラ・ドキドキ…!
謎の敵の襲撃によって、バラバラになってしまったクルーたち…。かつて無い危機にどう立ち向かうのか?
試される仲間との絆と信頼…。敵の目的が明かされたとき、惑星連邦の存在を揺るがす事実が浮かび上がり…。
これまで、エンタープライズ号のクルーたちは、かけがえの無い仲間との団結力を武器に、数々の困難を乗り越えて来ました。しかし本作の敵であるクラールは、ある出来事が原因で絆の力を否定し、惑星連邦に真正面から戦いを挑んで来ました。両者の相克がドラマを盛り上げていました。
クスッとさせられるユーモアシーンと、激しいアクションシーンの緩急の付け方に既視感を覚えましたが、よくよく考えると「ワイルド・スピード」シリーズのそれに似てるんだなぁ、と気付きました。さすがジャスティン・リン監督!
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カークは艦隊勤務を退くことを考え、スポックは別タイムラインのスポックの意思を継いで、ニュー・バルカンに赴くことを考えていました。別れなければならない…。その想いを互いに打ち明けられないまま、今回の任務に挑むことに…。
ふたりの関係がどうなるのかが、本作のもうひとつのテーマでした。正反対な性格のふたりは、ぶつかり合いながらも、お互いを信頼し、助け合って、数多の試練を突破して来ました。
めちゃくちゃバランスのいい名コンビだよなぁ、と…。このまま解散しないで…! ―と祈りながら観ていました(笑) ラスト、カークの誕生会で想いを打ち明けるシーンにウルっと…。ふたりの絆の素晴らしさに感動しました…。
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エンタープライズ号の航海はまだまだ続く! ―と思いたいところですが、続編の企画はキャストの出演交渉が決裂するなどして、目下棚上げになっているとかいないとか…?
クエンティン・タランティーノが続編の構想を提示したとのこと。都合が良ければ自ら監督も…? タラちゃんのことだから、めちゃくちゃエグいんだろうなぁ~(笑)
バイオレンスかつ無駄な会話が炸裂する「スター・トレック」なんて、全然想像がつきませんが、もし実現したら絶対に面白いと思う! いったいどうなることやら…?
【余談】
ソフィア・ブテラって、変わった役ばっかりの印象(笑)