「日本語吹き替えなし字幕なし台詞なし」レッドタートル ある島の物語 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
日本語吹き替えなし字幕なし台詞なし
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初鑑賞
2016年公開作品
ジブリが関わった仏日合作映画
監督と脚本は『岸辺のふたり』のマイケル・デュドク・ドゥ・ビット
マイケル監督初の長編
粗筋
嵐で海に投げ出され無人島に辿り着く主人公の男
筏を作り何度も脱出を図るも海面の下から激しく突かれて壊されてしまう
犯人は海亀だった
仕返しに海亀をひっくり返した
海亀は女になった
やがて2人の間に息子が生まれる
息子は成長し大人になり海亀と一緒に泳いで島を離れる
漂流男は歳を取り髪が全て真っ白になり老衰で亡くなる
女も髪が全て白くなるが亀に戻り島を離れ海を泳いで去って行く
なぜか存在すら知らなかったジブリアニメ(一応)
キャラがレイトン教授みたいな顔をしている
絵が綺麗
退屈な内容なのに80分近く持たせる映像美
息子も泳いでいるうちに海亀になるのかな
海亀と人間の間に子供ができるわけがない
だけどもそれを受け入れてしまうなにかがあった
高畑勲のアドバイスで台詞がない
その代わり原始人みたいな「鳴き声」はあるけど
これは大正解
映画.com以外で島を家庭に準えたレビュアーがいた
女が男を縛っている
男は家に縛られたまま死ぬ
女は男の死後に家から離れ自由に生きる
そうかもしれない
話の内容は全く違うが浦島太郎を連想した
少なくとも幸せな気持ちにはなれなかった
感想を書く人が女か男かでもだいぶ違ってくるだろう
もしかしたらかなり深いメッセージがあるのかもしれないがそれを読み取る力は自分にはない
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