「自然に生かされているということ」レッドタートル ある島の物語 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
自然に生かされているということ
淡い色使いの中に浮かび上がる、南の島。
そこに流れ着いたのは一人の男。
いかだを作り、島から脱出しようとするのですが…。
毎回、いかだは何者かによって壊されてしまうのでした。
そんなある日、島に流れ着いたのは赤い髪の女。
彼女は何者なのか?
どこから来たのか
どこへ行くのか
いのちは?
彼女の存在が、かれの生活を一変させます。
島で生きることを決意した彼は、いかだ作りを止めて、彼女との生活を始めるのです。
島に茂る草、竹、芝。
海のさざ波、水の戯れ。
自然が作り出す音のハーモニーと共に、人は生かされていることを改めて思い知らされます。
島での生活を続ける中で、二人の生活はどんな終末を迎えるのか?
そして、彼女の正体は一体誰なのか?
映画を見終えた瞬間、鳥肌がジワジワと全身を包みこむ感覚に襲われました。
自然の中で生きていること、生かされているということを感じる神秘的な映画です。
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