「素晴らしい原作を改編した駄作」青空エール みかんさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい原作を改編した駄作
原作の漫画「青空エール」は私の生涯で最も大好きな作品。
辛いときはこの漫画を読んで、主人公つばさの生き方に励まされてきた。
映画化の際にはもちろん映画館で観た。
その時もひどいなと思ったけど、今回、アマプラで見直して、ムカムカした。酷すぎて。
この映画作った人、やる気あるのか?原作読んだのか?
あまりのつまらなさに悲しくなった。
どうしてここまで退屈にできるんだろう?
原作の良さを活かしてないどころか、殺してる上に、原作のことを忘れても、盛り上がりもないし、訴えるものもない、非常につまらない映画だった。
1番酷いのは、吹奏楽部の映画なのに、演奏シーンがほぼないこと。あっても数秒とか。
漫画と違って、映画だからこそ表現できる演奏シーンにはこだわって欲しかった。
土屋太鳳も竹内涼真の演技もひどい。
しかし2人は華があるのでまだ良い。あと上野樹里、この3人以外、無名役者ばかり。どんだけ低予算なのか。
本来、主役クラスの、水島亜希役の名前も知らない俳優が、最も酷い。
昨今の漫画原作の映画もドラマも、漫画に外見寄せてくるもので、少なくとも土屋太鳳と竹内涼真は髪型とかは合ってた。
が、水島役の人は全く違う髪型で外見も似ても似つかない。誰やこれ。水島役をやる気あんのか。
原作中の泣けるポイントをほぼ削って、代わりにどうでも良いエピソードをダラダラと。脚本家なのか監督なのか、何考えてるのか。
まじめに原作読んだのか?適当にツキハギしたとしか思えない。
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