「忘れていた気持ちが蘇った!!」青空エール アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れていた気持ちが蘇った!!
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部活もの・青春ものでは、いや今まで観た映画の中で自分でも信じられないくらい一番泣きました。余計な事を考える暇がないほどグイグイ引っ張られました。土屋太鳳は「人狼ゲーム ビーストサイド」と全く違うキャラクターを演じていて面白かったです。応援という祈りの力で前へ進み、部の精神的支柱として完成する姿が素晴らしかったです。竹内涼真は山本太郎に見えますがストイックで男らしかったです。志田未来はロリっぽさを活かし単に可愛いだけかと思ったら激しくて良い演技でした。生徒たちが要所要所で感情をぶちまけるさまは「ソロモンの偽証」でもありましたが、大人の世界と違って学校が正論が通る場所だという証拠でもあって良かったです。社会に出ると皆自分の事しか考えておらず心が荒み、経営者は若者を犠牲にし政治家や官僚も不正蓄財に励むばかりでこのような気持ちは忘れてしまいます。水島君や上野樹里も良かったです。主人公の上履きのマークも度々映って良いです。ラストはハグが良かったです。吹奏楽部を「吹部」と略すのがバカっぽくて個人的には嫌いです。吹くだけだったら誰でもできます。同じ監督の「アオハライド」は酷かったですがあれはキャスティングとストーリーが不味かったのであり、本作は会心の出来だと思います。これは劇場で泣きたかったです。本作は今後も語り継がれるであろう、レジェンドのうちの一作であると思います。
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