「密室劇にしては長すぎ」ヘイトフル・エイト うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
密室劇にしては長すぎ
公開二日目のレイトショーで鑑賞。観客は私を含めて5人でした。
上映開始20分後にはいびきが聞こえてきました…。
タランティーノ作品らしからぬ、冗長な演出で、「今のとこ誰も死なない…」展開が長く続き、畳み掛けが始まったときにはもう後半にさしかかろうかという頃。
時系列の逆転や、軽妙に交わされるセリフの応酬、緊張感あふれるバイオレンス描写、刻々と変わる力の逆転劇、効果的に使われる音楽、鮮やかな幕引きなど、タランティーノ節は全開なのですが、今回に限って、一味違います。
『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ』を見て、期待を膨らませていた私としては、見事に期待を裏切られました。
もし、今から見に行こうと思っている人で、『レザボア・ドッグス』を未見の人は、見ておくともっと楽しめると思います。
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