「ヘイトフル・ヒロイン。」ヘイトフル・エイト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ヘイトフル・ヒロイン。
これだけの長尺ながら全く飽きないのは(前半の無駄話も長いからね)
後半にくるドンデン返し炸裂の巻き戻し急展開に期待しているからで、
やはりタラちゃん的趣向が色濃く反映されたいつもの映画。やりたい
放題とはいえ、オトシマエがキッチリつくのが毎度なので気持ちいい。
タラちゃん作品はオープニングから楽しい。モリコーネを起用しての
スコアに酔っているとスクリーンにウルトラパナビジョン70の文字が!
そしてそのとある名前に気付いてしまった自分は、後半になってやっと
意味を知ることとなった。いや~!こんなに待たせやがって!である。
あらすじを知っているからいないからといって、彼の映画は急旋回が
当たり前なのでラストは想像がつかない。まだやるか!そうくるか!と
けっこう気が抜けないので鑑賞料金どっぷり浸らせてくれる。今回の
ニュー・ヒロインというか…よくそこまで被ったで賞をあげたい女優、
J・J・リー。惜しくもアカデミー受賞は逃したが、アンタほど頑張った
女優はいないで賞を是非差し上げたい。彼女ありきのヘイトフル軍団。
しかし密室山小屋ミステリー西部劇・ブリザード版とは恐れ入るわねぇ。
(伏線の回収。長い長い語りと小物や家具などにもお気をつけ遊ばせ~)
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