劇場公開日 2017年1月27日

  • 予告編を見る

「当たり前が、当たり前じゃなかった時代」未来を花束にして fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0当たり前が、当たり前じゃなかった時代

2018年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「参政権」の「参」の漢字が浮かんでこなかった私。そこからまず大反省。
参政権ってわかりやすく言うと?。調べてみた。「政治に参加する権利」の総称とありました。18歳で選挙権を得られる今だからこそ、改めて考えさせられる「女性参政権」の話。

作品の中で、どう行動に移すかが結構過激で。ポストや電話線を爆破したり。なぜ?。話合えばいいのにと思ったけど。「爆破しないと男は耳を貸さない」。うむー。

成り行きで活動家になった主人公モードが、1週間の実刑となったとき。夫は「恥をかかせるな」とそっぽを向くし、職場でもハブられる。愛しい息子とのエピソードも、2つの幸せは手にできないのかと悲しかった・・・。

女性活動家達の話だけではなく、警部(「ヒトラーへの285枚の手紙」の主人公でした)の仕事ぶりも目を引きました。「相手は一枚岩ではない」とか。

終盤の警部への言葉「私は歩兵、あなたもです」。立場替われば、みな同じなんだな。心に響きました。

エンドロールで、各国の女性参政権が認められた時期が流れていました。つい最近認められた国も。
さあ、日本はいつ認められたのか。調べてみよう。驚きます。

ゆき@おうちの中の人