教授のおかしな妄想殺人のレビュー・感想・評価
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妄想は妄想でとどめておくのが常識人。心理的・物理的障害を越えてしまうのが犯罪者。
Movixあまがさきで映画「教授のおかしな妄想殺人」(Irrational Man)を見た。
軽快なジャズのBGMが流れる中で殺人などの事件がおこるコメディドラマである。
原題の「Irrational」は「理性のない」「分別のない」「道理のわからない」などの意味らしい。
ウッディ・アレン 監督の映画を見るのは2014年公開の「ブルージャスミン」(Blue Jasmine)以来である。
ホアキン・フェニックスはお腹の出た新任の中年大学教授。
ご近所で同僚のパーカー・ポージーからドラッグやセックスの誘いを受けるが応じようとしない。
その理由はホアキン・フェニックスの厭世的感情で、性的不能などもその一要因である。
ロシアンルーレットの場面などハラハラしてしまう。
教え子のエマ・ストーンから好意を持たれ、徐々にその距離を縮めていく。
すべてに無気力なホアキン・フェニックスだったが、偶然カフェで噂を聞いた悪徳判事を殺害しようという妄想に取り付かれ、それを実行に移すことに生きがいを感じ、それとともに性的な能力にも回復を果たす。
計画通りに判事を殺害することに成功したホアキン・フェニックスだったが、
事件当日の早朝に外出する姿をパーカー・ポージーの夫に見られていたり、
青酸カリを盗み出す現場にいるところを教え子に見られていたり、
殺害計画を記したメモをエマ・ストーンに発見されたりして疑いを持たれる。
奔放だと思われたエマ・ストーンが実はごく常識的な人物であり、その彼女から警察に出頭することを要求されたホアキン・フェニックスがその後にとった行動とは?
上映時間は95分。
映倫区分はGではあるが、終始セクシーな描写が多いのでお子様は見るのを避けたほうがいいかもしれません。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
いろいろな見方で楽しめた。
これは。。コメディとして観ると楽しめる!
個人的には面白く観れました。
英会話のレッスンとしても、ポートランドの
雰囲気、大学の空気、知的家族の会話、
アメリカの大学生の恋愛観などなど、
面白い!
ジルの服が好みで、スゴくかわいいし、知的で、
純粋で常識的?ながらも、恋愛のややこしい問題に悩む?姿がまたかわいくて。。笑
また男女の思考のチグハグさが、笑える内容でした!
内容的には、「容疑者xの献身」と重なるようなものを感じましたが。。エイブは、結局は、ただの
平凡な、バカな男でした!真理の背骨が無いまま、哲学を深く学ぶと、エイブのように、結局は
自分本位のエゴイストになるのですね。。!
個人的には、ジルの家族は、理想です!
ステキな家族!笑
まぁーー!面白く観れました!
THE普通な映画
出がらしまで美味しく味わう
近年のウディ・アレン作品の中ではイチバン良いのでは。そう感じたのは『それでも恋するバルセロナ』(2008年)以来?
かつてのベルイマンやフェリーニのスタイルのなぞりは影を潜め、他の監督たちによる近年の話題作からの「影響」も殆ど匂わず、残ったのはこれぞウディ・アレン印の「出がらし」の香り。
ブルジョワやインテリたちの怠惰な日常生活が、鼻持ちならなくなるところを上手く回避し、飄々と嫌味なく描かれています。
あえて断定的に言ってしまえば、本作の下敷きにあるのはブレッソン監督晩年の一連の作品。あくまでも本作の主人公のセリフを借りると私の独断的な「直感に頼っ」た印象ですが。
その意味で、劇中にでてくるドストエフスキーの「罪と罰」は目眩ましですね。
いずれにせよ、エマ・ストーンがごく自然に男性にしなをつくってみせる演技全開で、男性の眼からすればきっと最高にカワイイに違いないところも含め、「見てソンはない」と思います。ただしカップルでの鑑賞はオススメしませんが(笑)
日常
ねっとり
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