劇場公開日 2016年6月11日

  • 予告編を見る

「シリアスになりすぎないジャズ効果」教授のおかしな妄想殺人 crisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シリアスになりすぎないジャズ効果

2024年8月26日
iPhoneアプリから投稿

面白かった。(って言葉を使いづらいけど笑)

全体的にジャズの軽い音楽のおかげで、シリアスになりそうなシーンも「シリアスに見なくていいですよ〜」って誘導してもらってる感じで、重すぎない「とあるお話」みたいに見ることができた。ウディ・アレンの作品ってそういう感じだよな。
音楽の効果ってすごいなと、改めて感じる作品だった。

エイブ(ホアキン)の登場から、最後の最後まで
どういう展開になっていくか先が楽しみだったし、
テンポよくいろんなことが進んでいくから楽しく見れた。

ホアキンさん、なんかずっと見てるとやっぱり色気あるなと思ってくるんだよなあ。なーんか人を引きつける強いものがあるんだよなあ。
やる気がない無気力モードのホアキンも、
活力に満ちたエネルギッシュなホアキンも、
事件後のいつも通りな、いやむしろ生き生きとしたところも、
全部なんか「ホアキン感」「ホアキン色」になるというか。説明難しいな...ホアキンがやってるからホアキン色になるのは当然なんだけど
「今作ではふつーな人の役かな?」と思って見てたけど
やっぱ狂気的になっちゃうのねーー!ってなった笑。
狂気的で、精神的にもろさもある、そんな役。もしかしたら自死してしまうかも、みたいな。でも「これだ!」となったらそこにすんごいエネルギーを向けて突進する。
とにかくそういう、エネルギーが強くて狂気的な役が多い!笑
最近ホアキン祭をしてるから余計それを強く感じる。

ホアキンにそういう狂気的な役のオファーが来やすいのか、
それともホアキンがやるから狂気的になるのか。
どうなんだろうね。
ぜ〜〜んぶどこかにJOKERを感じる。笑
JOKERがいるのよ。
JOKERはそういう意味で本当に適任だったし、狂気的ホアキン・フェニックスの集大成のようにも感じる。

p.s.
エマ・ストーン、綺麗なお顔立ち。
ただ、怒ったエマストーンはパワーがすごいな笑
すっごい怒ってるエネルギーが強い人だな、と毎回感じる。
エマストーンは怒らせたくないな。
エマストーンには笑っててほしい。笑

cris