「至極の凡庸劇映画」教授のおかしな妄想殺人 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
至極の凡庸劇映画
少しだけまさかの展開。しかし、その筋は見え見えであり、最後、大笑いした部分に至っても、何となく予想はついた。だから、つまらんとかおもろいとかそういう次元でなく、突拍子もない話をいかに平坦に描くかがウッディ・アレンの力量だと勝手に解釈しているわけで、そういった意味において、この作品も至極の凡庸劇映画に仕上がっていた。
ただ、今回はあまりに展開が強引すぎると思ってしまったために、軽々しい作品だと感じたところもあった。まぁ、それも意図としたことなのだろうと、劇中で使用されているジャズなどを聴けば明確に分かるのだが…とはいえ、やっぱ粗すぎるかなー。
オッサンばかりに恋をするエマ・ストーンを創るウッディ・アレンは悪趣味としか言いようがないが、それも含め、劇中でのあらゆるナンセンスがスキでスキでたまらない。だからまた次も無条件で見てしまうのである。
コメントする