「偽りの世界からの脱出。異形の地で描かれる、決死のサバイバル。」カリキュレーター 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
偽りの世界からの脱出。異形の地で描かれる、決死のサバイバル。
【賛否両論チェック】
賛:管理された生活を放棄し、未開の地で生き延びようと奔走する主人公達の姿が印象的。
否:ツッコミどころはかなり多いので、SFが苦手な人には向かない。設定も割とありがちな感が否めない。
近未来の未知の惑星を舞台に、次から次へと迫り来る危機を必死でかいくぐりながら、生き延びるために奮闘するアンナの姿が、非常にたくましいです。そしてエルヴィンもまた、偽りの安寧を捨て、自らへの戒めの気持ちと共に、荒野を進み続ける姿が印象に残ります。
もう少しち密な人間模様が観たかった気もしますが、サバイバルの緊張感が溢れるSF作品に仕上がっています。
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