劇場公開日 2016年1月23日

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「ツッコミは無用。ハチャメチャで痛快なスパイ・アクション!!」SPY TIME スパイ・タイム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ツッコミは無用。ハチャメチャで痛快なスパイ・アクション!!

2016年1月27日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:ぶっ飛んだスパイの父親と、突然事実を知らされて巻き込まれた息子の奮闘が、コミカルな描写が満載で描かれていくのが痛快。何も考えずに楽しめる。
否:設定や展開はかなり荒唐無稽で、ツッコミ始めるとキリがない。

 ずっとただのソーセージ農家だと思っていた父親が、実は凄腕のスパイで、密かに息子にも、遊びや体罰の中でその技術を伝授していたという、まさに「ツッコまずに観るべき映画」です(笑)。ただ、凄腕なのにどこかぶっ飛んでいて、助けてくれた一家のジュースに自白剤を入れてみたり、余裕の表情で屋上から飛び降りたら、失敗して車に激突したり、どこまでも憎めない父親でもあります(笑)。
 一方、そんな父親に翻弄されながらも、大切な人を守るために奮闘する主人公の姿もまた、コミカルかつ痛快に描かれていきます。
 とにかく何も考えずに、スカッとストレス発散したい時に、オススメの作品です。
 ちなみに、本作と同じように平凡な主人公がスパイに覚醒する作品としては、最近では「エージェント・ウルトラ」なんかがありますね。

映画コーディネーター・門倉カド