SPOOKS スプークス MI-5のレビュー・感想・評価
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テレビドラマのスピンオフ
もろにテレビドラマ映画
一言で言うと、映画として成立していない。映像がストーリーを語ろうとしないので晦渋。ストーリー自体は単純そのものだが背後にあるものが一切描かれない。内部の何者かがなぜかMI-5を潰そうとしているらしく、そいつはなぜそうしたいのか、なんでそんな強大な権力を持ってるのか、組織で働きつつ裏でどうしたらそんな壮大なconspiracy theoryを実施できるのか、具体的にどのように計画を遂行したのか、など 一切が語られないのだ。そのくせなにかと残虐なシーンや殺害方法を入れ込もうとして見ているものの神経を逆立ててくる。まるでフジテレビ系列のドラマそっくりだ、と思ってこのサイトを開いてみたら、本当にテレビドラマ映画だった(笑)推して知るべし。
テロリストVSスパイ
殺しの番号を持たないMI5で裏切りや権力闘争が起き、テロリストにいいようにされてしまう。
呼び戻されたのがクビになったスパイで、それほどやり手ではないところがミソ。
ストーリーが二転三転、とても面白いが派手さは少ない。
TVドラマシリーズファンには溜まらない。
予想を痛快に裏切る展開。上質なアクション・サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:組織よりも正義を選び、孤独な戦いを強いられる主人公達の姿が、非常にカッコイイ。裏切りやどんでん返しが続く展開も魅力的。
否:実際にはありえないような、諜報機関の緩いシーンもあり、本格派には不満が残りそう。
テロを阻止し、テロリストを捕らえるために、敢えて一匹狼として戦い続けるハリーの姿と、そんな彼に振り回されながらも、同じように孤高な戦いを挑むホロウェイの雄姿が、非常に痛快です。
「ここは、善人には生きられん組織だ。」
とホロウェイに語るハリーのセリフが、印象に残ります。
また、油断していると、気持ちいいくらいに予想を覆していく、裏切りやミスリードの連続で、まさにサスペンスの王道を行く感じが、またステキです。
ただ難点を言えば、本部のセキュリティがメチャメチャ甘かったり、捜査員が簡単に殺されてしまったり等、あまり現実味がないようなところでしょうか。本格派の方には、やや納得がいかないところかと思います(笑)。
基本的には、サスペンスや刑事ドラマが好きな方向けの作品です。
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